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【チケット販売開始!】過去最大のフェルメール展が上野・大阪に来る! 日時指定入場制ってどんな感じだろうか

こんど、東京・上野の森美術館で、10月5日(金)~来年2月3日(日)にかけて、フェルメール展が開催されます。大阪は来年2~5月です。
 

フェルメールは、17世紀オランダの画家です。「真珠の耳飾りの少女」「牛乳を注ぐ女」あたりが有名ですかね。
彼は寡作で、その作品は、世界中に35点しか現存しないとも言われているそうです。(専門家によって見解が違うらしいけど)

今回来るのは、35点中8点。日本では過去最高の点数、とのことです。
近年、フェルメールは大変な人気なんで、これはすごい事になりそうです。(2008年の東京展では、来場者93万人を記録したとか・・・!)

主催者側も、すごいことになると予測しているようで、展覧会は「日時指定入場制」だそうです。特別展でそんなの聞いたことないんだが。(←にわか)

公式サイト フェルメール展

7/31追記:チケット予約が始まりました! 早い日付・早い時間の、図録付きチケットから埋まり始めているようです。
記事末尾の会場情報に追記あります。
10/5追記:日時指定入場制なのは、東京会場のみです。大阪会場は、一般的な、来た順に入場する方式だそうです。
10/10追記:行ってきました。
感想はこちら
混雑状況などはこちら
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なんか盛り上がっちゃった理由

私は今まで、フェルメールはあまりに騒がれるので、かえって一歩引いちゃってました。
でも今回、カラヴァッジョと共通点を見つけて、ちょっと盛り上がっております。
 

はい、いきなり出てきましたが、カラヴァッジョという画家がいるのです(16~17世紀イタリア)。好きなんです、私。
光・影遣い、画面構成、題材とその表現のしかた、いろんな面で刺激の強い作品を描いた人です。ちなみにこの人も寡作です。というか、早死にしてしまったので作品が少ないです。

作品例↓(祭壇画。キリストを抱いたマリア様が、巡礼者の前に現れた奇跡の場面)
カラヴァッジョの祭壇画
 

フェルメール展の公式サイトを見ていて、光遣いがこのひとと似てるな、と思ったんです。
フェルメールの絵は、カラヴァッジョほど強烈なコントラストはないですが、光の方向をきっちり意識して、味方につけて描いてる様子なのが似ています。

実際、カラヴァッジョ追随者の作品にインスピレーションを受けた、とどれかの絵の解説にありました。
間接的ですが、本当に影響を受けているようです。へえー。

カラヴァッジョだと人物にドラマチックな動きをつけてる作品が多くて、フェルメールは静謐な画面が多いので、じっと見てると全然違うんですけどね。
それでも、光と影のつけ方が、たしかに通じるところがある、と感じるのが面白いなと思いました。
これ実物を見たくなってきました。
 

展覧会に来るフェルメールの絵は、現在、日本初公開を含む5作品が決定してます。
あと3作品、なにが来るのか。
そしてフェルメール8点以外にも色々並ぶだろうから、その中にまさかカラヴァッジョが来たりしないか。
勝手に想像してソワソワしてます。

美術館の日時指定、例えばこんな感じ

7/31追記:公式発表によると、
 ・入場できる時間帯が指定されている
 ・一度入場したら、追い出されることはなく、ゆっくり鑑賞できる
だそうです。
ボルゲーゼ美術館方式ではなく、ディズニーランドのファストパスと似たような感じです。

日時指定チケットの美術展、ということで、私はイタリアのボルゲーゼ美術館に行った時を思い出しました。
ここ、完全日時指定の予約制なのです。
ボルゲーゼ美術館外観
ちなみにカラヴァッジョ絵画と、ベルニーニの彫刻を見たくて行きました。(←記事にはしてません。当時そこまでブログ書いてなかった)

観覧の手順は、以下のような感じでした。(主人の記憶および「地球の歩き方」より)
・電話で予約し、予約番号をもらう(web予約より手数料が安かったそう)
・当日早めに行って支払い・発券
・指定時刻まで並んで待つ
・入場
・制限時間が来たら退場

中にいられる時間は、2時間でした。
ボルゲーゼ美術館チケット
時間が足りるか心配でしたが、わりと小さい美術館なので、まずは一周して、もう一度見たい作品を2周目で再訪して・・・
全然余裕でした。

館内は、全く人だらけではなく、ゆったり見られて、とても良かったです。
順路もないから、みんな好きなところ見に行って分散しますし。
ボルゲーゼ美術館の中

上野の森美術館も、そこまで大きくはないので、ボルゲーゼと印象が重なります。
今度のフェルメール展でも、もし制限時間制だったら、順路を気にせず好きなようにウロウロ見ると満足度が上がる、と類推します。
 

と、ここまで書きましたが、
ボルゲーゼと上野の森では、運営の考え方も違うでしょうし、展示が常設か特設かも違います。
ディズニーランドのファストパスみたいに「この時間帯に来れば入れる」というチケットにして、次々入場させていく方が、お客さんはたくさん入れるかな、とも思えてきました。
これだと中での人の流れ具合で、ある程度の混雑は覚悟だろうか・・・

まあどちらにせよ、ボルゲーゼと全く同じのを期待するのはお門違いです。
でも、ゆったり見られるといいなあ、と、ほんのり期待してしまいます。
 

とはいえ、ある程度混むとしても、待ち時間が制御されるだけで、だいぶ楽だと思います。
以前の「怖い絵」展なんて、日によって3時間以上の待ちが発生しててすごかったですから。

※同じ会場でした → 怖い上に深い・・・! 「怖い絵」展を紹介します【会期終了】
 

さて、類推や想像はこの辺にしまして。
後はおとなしく公式の発表を待とうと思います。

発表後は、休日から予約が埋まるでしょうから、良い日は早めに!

(フェルメールだかカラヴァッジョだかよく分からん記事になりました。失礼しました)

会場情報

フェルメール展公式サイトより引用します。
チケット関係の詳しいことは、まだ発表されていません。(当記事公開現在)(初夏に発表、と公式サイトには書いてあります)
発表されたので追記しました。

東京展

会期:2018年10月5日 (金) ~2019年2月3日 (日)
開館時間:9:30~20:30(入館は閉館の30分前まで)。ただし、開館・閉館時間が異なる日があります。

会場:上野の森美術館

7/31追記(9/25編集):チケット予約情報
早い日付・早い時間の、図録付きチケットから埋まり始めているようですが、まだ空きはたくさんあります。(7/31現在)
予約先など詳しくは、公式サイトの下の方にあります。

■チケット販売期間

販売対象期間 販売開始予定日
10月5日(金)~10月31日(水) 7月25日(水) 10:00~
11月1日(木)~11月30日(金) 9月1日(土) 10:00~
12月1日(土)~12月31日(月) 10月13日(土) 10:00~
2019年1月1日(火・祝)~2月3日(日) 11月3日(土・祝) 10:00~

■入場時間帯(日によって扱いのない時間帯があります)
◎指定した入場時間枠の中で、お好きな時間にご入場いただけます。
◎入場後は、時間制限なく鑑賞いただけます(入替制ではありません)。

9:30~10:30
11:00~12:30
13:00~14:30
15:00~16:30
17:00~18:30
19:00~20:00

■料金(税込)

一般 2,500円
大学・高校生 1,800円
中・小学生 1,000円
未就学児 無料
図録付きチケット 5,000円

※図録単品は2,800円の予定。
※団体割引・高齢者割引は設定なし。
※障がい者手帳を持っている方と、付き添いの方1名は割引あり。

■追記1 音声ガイド

上記入館料は、「音声ガイド込み」です。
来場者全員、無料で音声ガイドが使える旨、公式サイトに案内が出ています。
ナビゲーターは、女優の石原さとみさんです!

■追記2 当日券

前売り券の予約状況に余裕がある日・時間枠は、当日券の販売もするそうです。(料金は、前売り券の200円増し)
販売状況:開幕後に公式サイトに出てきます
販売場所:会場チケット売場、インターネット、電話(オペレーター対応のみ)、店舗

大阪展

会期:2019年2月16日(土)~ 5月12日(日)※月曜日休館(予定)
会場:大阪市立美術館

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