小粒のいちごをジャムに作ってみたい、と願望を持っていました。また、うっかり日が経ってしまったりんごが、野菜室に眠っています。
どうせなら混ぜちゃっても美味しい気がしたので、やってみました。バラ科同士だし!(あんまり関係ない)
また、ジャムのレシピにはレモン汁がつきものですが、我が家は常備してないし、クエン酸はなおさら常備していません。(※とろみが付くためには、酸が必要なんだそうです)
ジャムのためだけにレモンを買って、皮とかが余って何に使おう・・・ってなるのも面倒なので、今回は酢を使ってみました。結果はいかに。
参考記事
ジャム作り。レモン汁がない時は・・・
ジャム作りにレモン汁を入れるのはなぜ? 理由はコチラ!
材料
いちご 1パック → ヘタを取って約250g
りんご 1個 → 皮むいて芯を取って刻んで、約280g
砂糖 材料の30% → 約160g (いちご+りんご=530g、から計算)
酢 大さじ2
※出来上がり量は、約450g(150mlの瓶に2個+はんぱ)となりました。
作ります
大体これくらいの時間がかかりました。
- 瓶の煮沸 20分
- 材料の下ごしらえ 30分
- 煮る 40分 (煮てる間に道具を洗ったり別の料理したり)
瓶の煮沸消毒
出来上がり量の見当が付かないので、あるだけの瓶を煮沸しました。
小(満水容量150ml)3個、大(同230ml)1個。
鍋に入れて、水から煮ます。沸騰したところに入れると割れるかもしれないんで、必ず水からです。
10分ほど煮たら引き上げます。鍋のふちに引っ掛けて中の水を切って、タオルなどでつかんで乾燥かごへ。やけどに注意。
フタは、箸でつかんで振って水を切りました。熱いので、基本的に放置で乾きます。
ちなみに、これらは鮭フレークの瓶とジャムの瓶ですが、煮沸することでニオイは取れました。
材料の下準備
★りんご
洗って8等分して皮をむき、さらに2等分して、イチョウ形に刻みました。
芯の部分は、とろみ付け用に3切れほど取っておきました。回収しやすいようにお茶パックに入れます。
変色防止を兼ねて、酢をまぶしておきます。
★いちご
ヘタを手で取ります。で、それだけでは軸の部分が残るので、包丁で切り取ります。(ヘタが付いたまま包丁で、だとやりにくいんで、私はこの手順です)
洗って水けを切ります。
ここまでの下準備に、30分ほどかかりました。
煮る
今回は、18㎝のアルミ行平鍋です。
さっきのりんごの上に、いちごと砂糖を投入。砂糖は三温糖を混ぜたので、色が付いてます。
弱めの中火にかけつつ、混ぜつつ、ポテトマッシャーでぐりぐりつぶします。時短!!(がさつ)
2~3分ぐりぐりして、落ち着いたところ。沸いてきたら弱火に落とします。こげないように時々混ぜます。
アクだか泡だかよくわからないのが、だんだんモリモリしてきます。すごくかたまってる部分はすくい取りますが、基本的にはアクは放置・見守り、です。煮詰まってくると自然に消えます。
火にかけてから30分後。リンゴの芯を取り出しました。
さじでかき分けると鍋底が見えますが、すぐに周囲から埋まっていきます。冷めたら固まるかもなと思いつつ、もう少し煮ていきます。柚子ジャムよりはペクチンが弱いはずである。
40分後。かき分けた鍋底がはっきり見えます。こんなもんかな。出来上がりです。
瓶に詰める
今回、オススメできない手抜き方法をします。
熱いうちに瓶に詰めて、フタをぎゅっと締めて、さかさまに。(大きい瓶、出番なし!)
ジャムの熱で、瓶とフタを再消毒、という考えです。
(ちなみに、右端の半端な量の瓶は、冷蔵しちゃうと開けるのがすごい大変でした。空気が多く入る場合は、密封・殺菌は諦めて、すぐ食べる分にするのが良いです)
この方法での良くない点は、
- ジャムの熱で瓶が割れるかもしれない
- 瓶の冷たさでジャムの温度が下がるので、消毒が不完全になるかもしれない
冷蔵保管すれば大丈夫でしょ、と思ってやっちゃいましたが、自己責任でどうぞ。
正しい滅菌・脱気方法は、以下を参考にしてください。
私の記事 → 柚子ジャムを作った話(後半)~瓶の煮沸、ジャム詰め、最終的な所要時間
よそさまの記事 → 保存瓶の殺菌方法と瓶詰の方法
完成
定番のジャムトースト。
いちごの華やかな香りと、りんごのまろやかさが、いい具合に混ざって美味しいです。酸味は控えめです。
また、果肉が残っているので、食べごたえがあります。煮詰め具合もちょうどよい感じです。やっぱりペクチンは少なかったと見た。
色は、いちごの真っ赤なのが薄まって、きれいなバラ色です。さすがバラ科。(関係ない)
そして、酢のにおいは全く感じません。安心して使って大丈夫だと分かりました。めでたし!
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