映画「人類遺産」を、シネマジャック&ベティで観てきた~感想と映画館情報

3月の封切り頃に新聞広告で見て、横浜に来たら行こうと狙っていた映画です。

撮影期間4年、世界70ヶ所以上にも及ぶ“廃墟”にカメラを向けた唯一無二の映像集

という作品で、ぜひ大きいスクリーンで見たい! と思って行きましたが、映像だけでなく音の面でも、映画館に行って良かったです。鳥の羽音や波の音などが、映像の外側からも聞こえて、その場にいる気分に段々なりました。

公式サイト 映画「人類遺産」(音声付きの予告編が自動再生されます)

以下、最初にネタバレを挟むので、飛ばしたい方は目次を開いてジャンプしてください。

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観て思ったこと

この項目だけネタバレあります。

基本的に、とりあげられている廃墟は知らない場所が多いですが、ところどころ日本の景色(軍艦島とか)も出てきて、そういうのは食い入るように見ました。軍艦島の集合住宅の一室に、おもちゃがゴチャッと残されていたのが切なかったです。

それより何より、やられたのが冒頭です。日本の、今現在の普通の街が出てくるんです。駅の駐輪場とか、車が止めっぱなしの駐車場とか、店の前が草ぼうぼうになったマックとか。
何かと思ったら、だんだん福島の帰還困難区域なのが分かりました。
これも、なりたての”廃墟”か・・・と、悲しいような複雑な気分になりました。

自動販売機がぽつんと一台、草に埋もれかけているカットでは、私の実家付近の、人がいなくなった集落を強く思いました。人が住まなくなった家って、山に近いほど、こうやって草に埋もれていくんですよね。自然に返る感じ。

人がいなくなった景色は、自然に返るように植物などに埋もれていくけども、何より最初に「音」が飲み込まれるんだな、とも思いました。それくらい、映画で流れる音は、臨場感にあふれていました。
鳥や虫の鳴き声、雨音、風の音、雪や砂が舞う音、波の音・・・人が音を出さないと、自然界は意外なほど賑やかです。

ここからネタバレなし

日本を含め、世界各地の様々な廃墟が出てきます。
使われなくなって放置されたり、自然災害で一夜にして居られなくなったり、と経緯は色々です。
どんな場所にもこんなに建造物を作る人間ってすごい、という感慨と、夢の跡のはかなさと、両方じわじわきました。

映像は、人間は出てこないし、音楽もないし、説明もないです。
カメラの移動とかズームとかもなくて、ただただ静か。風が吹いたり鳥が飛んだりするので、音や動きはありますが、ある種心地よい静寂です。

ぶっちゃけ知らない景色が多いのもあって、途中でうとうとしました。(関内駅から映画館まで30分ほど歩いて、いい感じにくたびれてたのも一因です)
それでも良いのだと思っておきます。人間いなくても、わりと世界は何とかなっている。

エンドロールで文字を見たらホッとしました。
映画館を出たら「人里に戻ってきた!」て気分がしました。

ちょっと現実を離れて、静かに気持ちを巡らせたい人、観に行ってみてはいかがでしょうか。

映画館について

記事公開現在、横浜ではジャック&ベティのみです。→上映終了しました。

全国の上映館は、公式のシアター情報へどうぞ。残り少ないようなので、本気で気になる人はとりあえずチェック!

横浜ジャック&ベティの情報

2スクリーンの小さい映画館です。

★人類遺産上映スケジュール(終了)
4月28日(金)まで 15:20~17:00(大人1,800円)
4月29日~5月5日 20:05~21:40(レイトショー1,500円)

★割引
毎月1日→全員1,100円
水曜→女性1,100円
木曜→男性1,100円
ほかに、夫婦50、シニア、高校生、障がい者、の割引制度あり

★最寄り駅
京急黄金町駅(普通のみ停車)/地下鉄阪東橋駅
いずれも徒歩5分

JR関内駅からは徒歩約30分(私の実測)

地図は公式へどうぞ→ ジャック&ベティ アクセス

★チケットと席について
先着順で、整理番号のついたチケットを購入します。(通常1週間前から買えるようです)
入場は番号順で、5番ずつ呼ばれました。館内は自由席です。

私が行ったのは平日昼間でしたが、レディースデーの事もあってか、席は半分以上埋まっていました。
この調子だと、連休中のレイトショーも、割引の日はけっこう人が来るのかも? と思いました。

本・映画横浜~東京
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