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動物病院にうさぎを連れていく時の、準備や小道具~診察の様子や費用も紹介

うちは、うさぎが体調を崩してから、動物病院に駆け込んだクチです。
ただ、あらかじめキャリーケースなどの必要物品は用意して、病院のめぼしもつけておきました。記事後半で紹介するのは、その病院です。(横浜市の野田動物病院)

理想としては、普段から健康診断や爪きりで、獣医さんと顔見知りになっておくと良いんですけどね。いざ病気のときに、飼い主は落ち着いて行動できますし、獣医さんも健康な時を知っているので頼もしさ倍増です。うさぎ自身も、受診のストレスが少なめで済むかもしれません。

ともあれ、うちのうさぎを病院に連れて行く話、参考になれば幸いです。

うさぎを診られる他の病院は、例えばこちらで調べることができます。
うさぎ診療可能動物病院|あなたがウサギに出来ること
この病院リストは、サイト訪問者からの情報をそのまままとめたもの、だそうです。実際に行くときには、必ず電話などで確認してからにしましょう。
サイト自体は、富山県の獣医さんが運営されています。(読み物も、ためになる上に、語り口が面白い)

※2018.05 その後の経験を踏まえ、あちこち編集しました。
こちらのサイトさんを読んで回った知識も元にしています↓
これからウサギを飼う方へ|The Garden of Ethel

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病院へ連れて行く準備

うちはうっ滞で連れて行くことばかりなので、うんこにフォーカスしてるのはご了承ください。
また、うちのは体重1.55kg程度の、それなりに小柄なうさぎです。体格が違うと、キャリーの大きさなど感覚が違うと思います。

経過を整理しておく

うんこの量や色・形、いつから出なくなってきたか、食欲は、オシッコその他の様子は・・・連れて行く道すがらでもいいので、説明できるようにしておきます。
また、普段の飼育環境について聞かれる場合があるので、ケージまわりの写真を撮っていくと役立つかもしれません。

直近のうんこを持っていく

最重要。ビニール袋などに入れて、数粒持っていくと、言葉だけでは伝えきれない情報が伝わります。
食事内容が適切か、寄生虫などが混じっていないか等を見るために、顕微鏡で調べることもあります。

キャリーケース

うさぎを入れて運ぶ、こういうやつ。前もって買って、自由に遊ばせて慣れさせるようにしました。
中はスノコ敷きになっていて、排泄物が足に付きにくい作りです。スノコの下にペットシーツを敷いて、オシッコしても大丈夫なようにします。
とちキャリー
(ちなみにうちのやつは、今までキャリー内で排泄したことはないです。絶対緊張してる)

このキャリーケースの外寸は、横25㎝、高さ30㎝、奥行き43㎝くらいです。で、うちのウサは、丸くなった状態↓で16×16×27cmくらいです。キャリーの中で方向転換はできるけど、寝そべるには少し狭い、というサイズ感です。
とち斜め

段ボールにビニールをかぶせたやつ

レンタカーの場合。
キャリーを後部座席なりトランクに置くとき、車内の汚れ防止のために敷いています。(全然汚したことはないですが、念のため)
とちキャリー2
(タクシーだと、キャリーそのまま乗せていいよと言っていただくので、この段ボールは考えすぎかもしれません)

保温/保冷

暑い時期や寒い時期、あるいはうさぎの体温が極端に高い・低いと感じるときは、運ぶ間も温度に気をつけてやります。
(体温は、私たちは耳を触って感じ取ってました)

温める/冷やすどちらにしても、うさぎがぐったりして動けないときや、キャリーケースが狭くて逃げづらいときは、やりすぎになっていないか頻繁に見てやりましょう。
(自由に逃げられる環境であれば、気持ち良い温度まで来たら、勝手に離れるでしょうけど)

寒い時期/うさぎの体が冷えている時

状況により、乾いたタオルを敷いてやったり、温かいものを入れてやると良さそうです。
うちは春先ばかりだったので、キャリーケース内で対策することはなかったですが。

参考サイトより、以下のような方法が使えそうです。

濡れタオルを絞り、レンジで1分加熱 → カサカサ音のしないビニール袋に入れる → そのままでは熱いので、更に乾いたタオルで包む。
これを、ウサギの下腹の部分に押し込むか、体の両脇に置いてウサギを挟む。
※結構すぐに冷めるので、頻繁に温度を確かめること。

米を靴下に入れ、レンジで暖め、それをウサギの両脇に置く方法も良い。

ウサギが夜中に体調を崩したときの対処(初級編)|The Garden of Ethel より引用・編集

暑い時期/うさぎが熱くなっている時

保冷剤や、凍らせたペットボトルを、タオルに包んでうさぎの脇に置きます。
耳を冷やすのも効果大です。
冷やしすぎていないか、こちらも頻繁に様子を見てやりましょう。

水ボトル、牧草

待ち時間に飲み食いができるように持っていきます。警戒マックスで食べやしないんですが、念のため。

水は、飲み終わった水薬の容器に入れて、シリンジとともに持って行ったこともありました。これだとシリンジで水を与えることができます。(この時は待ち時間が短かかったので、結局使いませんでしたが)
とちの薬

食べ物は、オヤツを持っていくのも良いかも。ただ、おなかの調子が悪いときに糖分は良くないので、症状によりけりです。

交通手段

レンタカー

普段使っているカーシェアは、動物の持ち込み禁止なので、うさぎを乗せるときはレンタカーです。3時間パックとかを使います。

夫婦で手分けができる休日には、旦那がレンタカー屋から車を回す間に、私がうさぎの準備をします。

電車+徒歩

私はペーパードライバーなので、旦那が動けないときは、自分で運転する以外の方法で運ぶことになります。選択肢その1が、電車。

ただ、結構つらいです。
まず、そもそも駅が遠かったり、車と比べてあまりにも時間がかかる場合は却下でしょう。
通勤ラッシュの時間帯もいけません。

距離や時間がクリアできても、電車+徒歩だと、うさぎは駅や道路のやかましい音にさらされます。
ホーム上のスピーカーから離れて待ったり、電車内で静かな隅っこに置いたりはしますが。

人間も、うさぎを極力揺らさないよう、神経と腕力を使います。直射日光が入らないように、キャリーケースの角度にも気を使います。
大柄なうさぎさんほど、持ち運ぶのは大変だろうと思います。

なので我が家は、旦那を待てるならレンタカー、一刻を争うならタクシー、どうしても微妙なラインだけ電車、という感じです。

タクシー

選択肢その2、タクシーです。車を持ってるつもり貯金をしていれば、緊急時に二度や三度のタクシーくらい・・・!

初めて使う時は、配車を頼むときにでも、ペットOKかどうか、念のため聞きましょう。
たいていキャリーケースに入っていれば問題ないのかな、と思います。

うさぎは後部座席に一緒に乗りました。トランクは暑くなりすぎるのが怖いです。
シートにキャリーを乗せると、すこし傾いてしまって踏ん張りにくそうなので、足元に下しました。(大きいキャリーケースだと、足元には置けないかも)

タクシーさんは、上手に裏道を通ってくれて、旦那の運転するレンタカーよりも、所要時間は短かったです。(状況によりますので、あくまで一例)
また、気もそぞろになっている時に、話し上手な運転手さんと雑談できると、ちょっと落ち着きます。

動物病院の様子

2016年春までの記憶を元に、横浜市の野田動物病院の例を紹介します。

予約

基本的には予約なしで飛び込んでも大丈夫ですが、うさぎを診られるスタッフが不在だと困るので、うちは事前に電話をしています。
行くと、キャリーを見ただけで「うさぎの○○さんねー」と認識されたりします。うさぎは犬猫より少ないので、目立つようです。

院内の様子

まず、玄関にでかいインコがいて驚きます。建物内には、熱帯魚や亀の水槽なんかもあります。飼育経験を積むのを兼ねて飼っているそうです。
(2018年春には、里親募集のハリネズミもいました。まだいるかな)

待合室~診察室は、床や壁など清掃が行き届いている様子。診察台も、一匹診るたびに拭いているのが見えました。空間はある程度ケモノ臭いですが、それは仕方ないのかな、と思います。

診察室は3つあり、ガラスの自動ドアで待合室と仕切られています。
その奥は処置をする診察台や薬キャビネット、うさぎのうんこを調べてくれる顕微鏡などがありました。
さらに奥には、レントゲン室や手術室、入院室などがあります。

レントゲンは、足でスイッチを押すと撮れるタイプで、動物を押さえつけるのが瞬間で済むような設備でした。
他にも最新の設備を色々持っているように見えました。(そのぶん建物自体への投資は少なそう)(←逆よりよっぽど好ましい)

診察の流れ

最初に若手の獣医さんが、問診と診察をしてくれます。問診では、いつから調子が悪い、普段とどこが違う、といった情報を具体的に伝えます。
うさぎを診るときは、獣医さんが布でくるんで、元気に暴れる場合は床に下ろすなどして、手際よく診てくれます。
再診の時は、これで終わりの場合もあります。
(シーズン初診でも、症状が大したことなければ、上の先生は話を聞いて終わり、って事もあります)

次に、必要に応じて上の医師(院長先生だったり、別の先生だったり)の診察があります。若手さんが繋いでくれます。
うさぎは布でくるんだまま待つ流れになりますが、暴れたり、緊張マックスでかわいそうな様子なら、一旦キャリーに戻せばよいです。

院長先生は、自分の診察に自分でかぶせる勢いで、「これ美味しいから」とか言って切干し大根とか渡してきます。(院長先生地元・宮崎県の農産物とか、病院屋上菜園の葉野菜とか・・・) 頭の回転が速すぎて、庶民ついていけないですよ!! と言いたいです。患畜の置いてけぼり感もすごいですし。
でも判断は速いですし、口の中を見たり注射をしたりといった診察・処置は、目茶苦茶手際が良いです。良すぎて当てずっぽうに見えるくらいですが、ちゃんと診ています。
(※お土産は、出てくる日も出てこない日もあります。また、院長先生でなくても渡されるんで、病院挙げての副業みたいになってる様子。私は面白がって貰ってしまう)

このほかに、提出したうんこの検査や、本人のレントゲンなどが、必要に応じて挟まります。

レントゲンでは、できれば飼い主も補助に入るよう求められました。望むところです。(押さえつけられたショックで心臓を止めてしまう場合もあるそう・・・!)
飼い主は、目元を隠す、声掛けをする、程度の役目です。「写真撮るだけ! ゴロンするだけ! 痛くない痛くない、ちょっと我慢~~」みたいな。
飼い主には、放射線を遮るエプロンを掛けてくれます。

会計について

診察・注射・内服薬各2000円、合計6000円 ⇒ 会員割引3000円、みたいなザックリした明細です。登録した記憶がないのに会員価格になっていますが、怪しい請求が来るわけではないです。(自動的に患畜=会員になるのかな?)
他の病院の金額は分からないですが、保険のきかない動物病院にしては、安い方じゃないかと思います。

ちなみに、いままで最大でも6500円。(家計簿履歴調べ。レントゲンを撮った時だと思います)
大抵、シーズン初診が3000~4000円、その後は多くて2500円くらい、です。

こんな適当でいいの? と思いますが、細かい所に頭を使わない方針なのかもしれません。利用者としては、信頼できてお手頃価格なのは歓迎です。

上記の会計情報は、2017年春シーズンまでの受診です。

今年(2018年)は、レントゲンや複数種類の投薬が入って7000円、血液検査などが入って1万円、といった会計も経験しました。
いずれにしても、かなり安い方だ、と相変わらず思います。

ちなみに入院会計は、さすがに高かったですが、一桁万円でおさまりました。(3泊4日)
半額以下に割引されてたので、もしかしたら「お力になれず・・・」の意味が入っているのかもしれません。さすがに訊ねてないので、憶測ですが。

野田動物病院まとめ

主に院長のノリが面白く、色々な生き物や野菜が育っている動物病院です。
若手スタッフがたくさんいるし、研究や動物保護活動などもしているようですし、獣医師等の勉強の環境としても良いのだと思います。

利用者目線で言うと、病院としての経験が豊富、スタッフの熱意がある、という感じかと思います。
動物の大学病院、という印象も受けました。

平日は19時まで開いてますし、土日祝日も診療しているので(混みますが)、働いている人には有難いです。

⇒ 野田動物病院ホームページ

↓2011年秋号なのでちょっと古いですが、野田動物病院の紹介が載っています。

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公式サイト(マガジンランド)で見る

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