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うちのうさぎの闘病記録(番外)~今回の発症・入院に関して、考えたことや反省点

ペットに点滴したり治療したりすることについて、今回とちを入院させてから、退院してくるまで、色々考えてました。

人間だと、治療の意味・見通しを理解できれば、覚悟して苦痛にも耐えますが、うさぎはそうはいきません。
それが一番かわいそうだ、とは思うのですが・・・

「手当をすれば、少なくとも苦痛は取ってやれる」という状況で、自然に任せるのも、これまたかわいそうな気がするのです。

あと、うさぎの緊急時対応も、私は全然知らない、と身に沁みました。

まとまらない記事になりそうですが、今まで考えたことを書き出してみます。

闘病記録1日目はこちら
2日目
3日目
4日目
5日目(最終日)

このシリーズのご注意:
・うさぎが好きな方にとっては、かなりつらい内容だと思います。(私もしばらく読み返せない気がします)
・人間の医療を連想しながら書いているため、近しい人に何かあった方にも、つらい内容かもしれません。
以上ご了承の上、お読みください。
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まだ早い、ちょっと早い

まず前提として、とちはまだ6歳になったばかり、まだちょっと早いぞ・・・! との思いがどうしてもありました。(もっと歳取っていれば、状況により「自然に」とも考えたと思いますが)

本人も、普段は特にヨボヨボしてなくて元気です。
今回どん底の状態でも、水を飲もうとするそぶりがあったりと、本人の生きようとする気力も感じられました。
そのため、治療に耐え抜けば平常に戻れるだけの、体力・気力はあるだろう、と希望を持ったんです。

人間の医療から類推しても、とりあえず脱水を改善すれば、希望が見えそうに思われました。
補液で体調が上向くのが明らかなら、やってやりたい。手術までするかどうかは、?だけど・・・
という感じでした。

自宅だとできる事に限界がある

特に、苦痛の除去すら限界があるのが、本人もつらいでしょうし、見ているこちらもつらいです。自然に任せるにしても、苦痛は取ってやりたい、と思います。
(だから、もっと年取って「寿命かもね・・・」な状況だったとしても、苦痛を取ってやるために病院を頼ることは、するかもしれません)

また、自宅だとどうしても、飼い主がべったり目を配る事になります。
病院だと、ある程度そっと放っとかれる時間があるだろうし、飼い主もいないから、かえって休まる可能性がある、と思いました。(苦しい時は隠れたい生き物だし)

結局、入院させてから、これは休まらん! と思いましたが・・・(詳しくは後述)

自宅にいた間を振り返って反省点

温めてやればよかった

普段は寒さに強く暑さに弱い様子だったので、あまり暖め続ける発想がありませんでした。
今回調子を崩したとき、冷えた耳やこわばった背中を、手で暖めてやりはしたものの、調子悪いときにあまり触られるのも嫌かな・・・と思って遠慮してしまっていました。

調子が悪くて体温が低いときは、温めてやるのは必須と後で知りました。手でも、ペットヒーターでも、タオルで包むでも何でも。
もっとしっかり暖めてやれば良かった、というのは心残りです。

強制給餌を頑張りすぎた

食べなきゃ死ぬ、とばかり思って、本人が嫌がっているにもかかわらず、何度も強制給餌をトライしてしまったこと。

胃がパンパンになってきているのに、強制給餌を頑張ってしまったのは、明らかに苦しかったよね・・・という点が、本当に申し訳ないです。(本人が飲み込みたがらないから、結果的には大した量は入ってませんが・・・)

病院に連れていくタイミングが遅かった

結果的にですが、発症日の午前に受診→改善しなければ夕方再受診、としていれば、もっと先手を打てたと思います。
薬が取っといてあったのも裏目に出たなあと。

ただ、「いつもと同じのが来た」としか見えなかったのも事実です。
病院でも、レントゲンの結果、いつもの治療がまず選択されましたし。
食べられれば良くなる、との思い込みもありました。

胃腸トラブルの勉強、しておけばよかった

とちは胃腸が弱点、とうすうす分かっていたので、胃腸系の勉強をしておく事はできたかなあ、とも思います。これまた結果論ですが。
そうすれば、やっぱりもう少し早めに手を打てた気がします。

まあ、頭でっかちになって裏目に出ても、それまた嫌だし、難しいところですが・・・

病院も過酷だった件

入院治療となると、病院の環境に慣れるまでのストレスがまず多大だ、とも思ってはいました。
でも、実際入院させてみると、想像し切れていなかったことが、色々ありました。

今回入院した所は、入院病室はステンレスで、床は滑るし冷たいです。清潔を保つためには、このような設備で仕方ない、と人間には分かりますが。
新聞紙やタオルを敷いてくれていたけれど、普段より相当居心地が悪かったと思います。

そして、人間の病院の受け持ち看護師みたいに、毎日担当が変わります。
処置や検査もあります。
たとえ助けるため・助ける手段を見つけるためであっても、本人は意味が分からないんですから、かなりの恐怖だったと思います。

病室にいるときも、周りを人が歩くのは見えるし、音もします。
治療されている動物の鳴き声なんかも聞こえます。
普段、静かなマンションの部屋にいるとちにとって、ものすごくストレスのかかる環境だったなあ・・・と思います。

多少の想像はしていましたが、入院してみないと実感できませんでした。
生きるか死ぬかの瀬戸際では、点滴や治療に必死ですが、回復してくる過程で徐々に、ストレスの悪影響が目立ってきたように思います。

病院の環境は、うさぎにとって過酷なものだ、と実感しました。

急変時の対応を申し合わせておくべきだった

万が一ってことはあり得ます、とたびたび言われ、こちらも重々承知だったのですが、申し合わせをしておく発想が出てきませんでした。

人間の病院でも、ある程度の急変可能性がある入院なら、申し合わせをします。注射薬、心臓マッサージ、人工呼吸器・・・いざという時、どこまで処置をするか。

とちの場合、呼吸が止まってしまうなら、それ以上頑張らなくていい、と私も主人も思ってたはず。
なのに最後の最後まで、蘇生処置で頑張らせてしまいました。(病院から連絡が来てすぐ、中止を申し出ました)

入院治療を後悔する気持ちになっているが、これも結果論

という感じで、全体的には、入院させ続けた事を後悔するような気持ちになっています。
入院させたこと自体は、大間違いではなかったと思いますが。
どこかのタイミングで、痛み止めの方法だけ教わって連れて帰っていたら、慣れた自宅で看取れたんじゃないか、と。

でも、もし違った経過をたどって、無事に退院できていたら、全く逆の感想になっただろう、とも思います。
あきらめないで、入院治療を頑張って良かった、と思ったことでしょう。

その場その場の判断が、まずかった部分もあったし、その場では正しい方向だったと思う部分もあります。
希望にすがるような判断もありました。
入院してからは、点滴が命綱と思って、連れて帰るに帰れない面もありました。

そうやって進んできた結果、今があります。
どれだけ考え直しても、今回以上の経過には、なかなかならなかったかもしれない・・・とも思います。

二人しかいない、とちの飼い主として、受け止めるしかない、と思います。

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【追記】
その後、2代目うさぎ(かがり)をお迎えしました。
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