うさぎも赤ん坊と一緒に置いといたらいけないなって話~ゴールデンレトリバーの事故から思うこと

我が家は、ペットとしてうさぎを飼っています。このひとは、基本的にはケージの中にいて、朝夕に部屋の中を歩かせています。休日は、一日中居間に出しっぱなしの事もあります。
ケージのとち
で、子供が生まれたら一緒に歩かせとくわけにはいかないから、ベビーベッドがやっぱり必要かな、どこに置くかな・・・と、時々部屋を見渡しています。(まだ芽生えた気配すらないのに、気が早すぎるんですがね)

報道でゴールデンレトリバーの事故を知って、普段こうやって考えていることを思い出し、他人事じゃないよなと心を動かされたので、書いてみます。
参考文献は読売新聞です。(3月10日朝刊37面、3月13日夕刊11面)

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事故のあらまし

生後10か月の女の子が、祖父母宅のゴールデンレトリバーに咬まれて亡くなったそうです。

女の子は、その日は保育園で熱を出したため、祖父母宅で預かられていたそうです。
ゴールデンレトリバーは、生後3か月から祖父母宅で飼われている4歳の子で、性格は臆病でおとなしい、と飼い主曰く。しつけもできていた、と近所の方のコメントも載っています。女の子とも面識があったそうです。

この二者が、片やハイハイ、片やいつもどおりの放し飼い、で同じ家の中にいたところ、女の子が咬まれてしまい、結果亡くなった、ということです。
祖父母の方が見守っていたのか、その場を離れたすきの出来事だったのかは、明記されておらず分かりません。

(事故と書いたり事件と書いたり、新聞も表記が揺れていますが、私は「事故」といいたいです。故意ではない、不幸な事故。)

ゴールデンレトリバーってどんな犬?

大きくておとなしくてあったかい、くらいのイメージでいましたが、新聞に専門家の解説が出ていたので、勉強させていただきました。そうとう賢いわんこなんですね。

基本的には温厚でおとなしく、しつけもしやすい

人間への忠誠心が高いうえ、頭がよくしつけやすいことで知られています。
この特長から、盲導犬やセラピー犬、災害救助犬として活用されています。プロ野球の試合でボールを運ぶ役を担うこともあるそうです。

ペットとしても人気が高いとのこと。
「温厚な性格はもちろん、大きな体に寄り添える安定感と存在感が魅力のようです」と、ペットショップスタッフのコメントも載っています。

ルーツとしては、狩猟で撃ち落とした鳥を回収(レトリーブ)するために、イギリスで交配を繰り返して生み出された犬種だそうです。

本能について

温厚な犬ですが、犬である以上、肉食動物です。専門家のコメントとして、以下が紹介されています。
「狩猟本能が備わった犬に、絶対安全ということはない」
「何度会っていても、同居していない人間の事は外部の存在だと認識し、警戒本能を発揮する」
「外部の赤ちゃんを飼い主が溺愛したことで、欲求不満を感じた可能性もある」
「たとえ学習能力で抑えたとしても、狩猟本能を絶対に抑えることはできないことを理解して接する必要がある」

小さい子に無防備に近づけるのは危険、と複数の専門家が指摘しているそうです。
温厚な動物であっても、不慮の事故を100%防ぐことはできない。それはごもっともです。

犬が人をかむ事故はどれくらい起きているのか

新聞が環境省調査を引用してくれています。

犬が人をかむ事故は、年間4000件ほど起きているそうです。
昨年度は4208件、そのうち死亡例は2件だそうで、死亡事故は決して多くはないんだな、という印象です。
そして、飼い主や家族が亡くなる例はあまりなく、今回のは2009年度に2人が犠牲になって以来、とのことです。
死亡事故は、土佐犬や秋田犬などの、闘犬としても使われる犬種によるものが多いそうで、今回のゴールデンレトリバーはかなりレア、のようです。

ペットって、近いようで遠かったりする

今回の報道のように、温厚なわんこでも、はずみで事故が起きることがあります。
これは、大なり小なり、すべてのペットに言えることだと思います。

草食動物だって危険はある

うさぎは草食動物で、肉食動物の犬より安全、と思われるかもしれません。しかし、うさぎにはうさぎなりの本能があります。

たとえば、ズボンの裾や新聞なんかをバリバリと掘ります。
私たちの腕や足首をガッシと掴んで、マウンティングもしようとします。
油断すると服とかかじられるのは当たり前、です。
うさぎの爪と歯は、かなり鋭いです。スノコだってこんなになりますから。
スノコ

私たちは大人だし、慣れっこになっているので、叱ったり相手したりしていますが、赤ちゃん相手だと、簡単にひっかき傷くらいは作られてしまいそうです。はずみで目などに深い傷がついたら大変です。
また、赤ちゃんが泣いたら、たぶんびびって逃げると思いますが、もしかしたら思わぬ威嚇行動をするかもしれません。うさぎにとって、それは赤ちゃんに危害を加えようと思ってやるのではなく、自分が危害を加えられないために必死なだけです。

必死なのも当然で、赤ちゃんの手足が目に当たったり、耳を引っ張ったりしてくるかもしれませんし、強い力で体を掴まれれば、骨が折れる可能性だってあります。(うさぎの骨は意外にスカスカで、人間でいうと骨粗鬆症レベルだそうです)
お互いに未知で、意思疎通もできない、力加減もわからない。そんな両者を一緒に置いて目を離したら、いつ事故が起きてもおかしくない、と思います。
せめて互いに慣れるまでは、触れ合うときにはそばに親が付いて、見守っていようと思います。

動物が何を考えているかって、結局わからない?

これを言っちゃおしまい、かもしれませんが。

災害救助の緊迫した現場でも、救助犬は「かくれんぼ楽しい!」と思いながら仕事をしているかもしれません。
アシカの玉乗りがすごく楽しそうに見えても、本人は「これをやれば食べ物がもらえる!」と思って必死なだけかもしれません。

うちのうさぎだって、私の事はアピール相手のメス、主人の事は縄張り争いの相手、と思っている節がある、ように見えます。それでも、ちょっと居間に寝転がっていると、心配そうに鼻先でつつきに来たりします。それももしかしたら「餌くれよ」とアピールしてるだけ、って可能性もあります。
心の底でどう感じていようと、お互い気分よく同居できればそれでいい、って気もするのです。これは人間同士でも全く同じかと思います。

まとめ

結局、危険を予測して対策を取り、子供が理解できるなら説明し、そして見守ること。いざってときにはすぐに救助に入れるように、頭のどこかで身構えておくこと。そういう辺りが、親や大人の責任だと思います。
ペットと暮らすことは、子供にとってもとても良い経験になりますが、万一事故が起きれば、子供もペットも、両方が不幸になってしまいます。
ありきたりな結論になってしまいますが、ペット飼いとして改めて強く思いました。

時にはけんかしたとしても、家族として平和に共存する。末永く、そんな良い関係でいたいと思います。
室内のとち

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