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漢方薬の相性は三段階あると思う~「合うと美味しい」の体感を書いてみます

※この記事は、不妊治療ブログへコピー・再編集しています。

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漢方薬は、体質に合うと美味しく感じる、と言います。で、体質が改善して薬が合わなくなってくると、味もまずくなってくるそうです。
飲んでいると、ほんとにその通りだ、と実感して面白いんです。

私が漢方を煎じて飲んでいるのは、不妊治療のためですが、どんな病気・症状であっても「証(しょう=体質)が合うか合わないか」という考え方は同じです。
漢方薬を飲んでみたいけどどんな感じだろうか、と迷っている方、よかったら参考にしてください。

※あくまで、わたしが、わたし用に出してもらった漢方薬を飲んでどう感じたか、という主観に基づく記事です。同じ処方でも、体質などの状況によって、感じ方は違います。

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まえがき

煎じ薬を一年ばかり飲んできて、漢方薬の合い具合は三段階あると思いました。

  1. 美味しい
  2. まあ飲める
  3. まずい(飲めない・飲みたくない)

私がこれまでに飲んだ処方は、4種類あります。
その中でも血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)※で、味の変化を顕著に感じたので、これを軸に書いてみます。主観上等です。

※血府逐瘀湯:おけつを取り、体を温める処方。詳しくはこちら↓

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1・美味しい!

飲むのが待ち遠しいレベル。香りや味を強く感じます。

血府逐瘀湯(以下”けっぷ”)は、苦みと甘みが混然一体となった感じで美味しかったです。砂糖を入れた濃ゆいコーヒーに、味わいが似ていると思いました。
証がすごく合っていたのだろうと思います。

当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)※の、舌がビリビリしびれる感じが、冬の寒い時期は美味しかったのもこのレベルです。

※当帰四逆湯:体を強く温める処方。詳しくはこちら↓

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2・まあ飲める

まずくはないけど、すごく美味しいってほどでもない。香り・味は、あるけど弱かったり偏って感じて、毒にも薬にもならないような印象です。

けっぷは苦みだけ感じたり、甘みだけ感じたり、美味しかった時に比べると気の抜けた飲み心地です。
どちらかというと合っているのだろうけど、ピッタリではない、飲んでも押しが弱い、と感じます。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)※が、最初に飲んだ時にピンとこなかったのは、たぶんこれです。
10カ月ほど飲み続けた折衝飲(せっしょういん)※も、今思えば段々この状態になっていったように思います。

ただ、美味しくなくなってきたといってすぐに処方を変えると、体がすぐに元の状態に戻ってしまう場合もあり、「もう一押し」が肝心なんだそうです。
なので、多少美味しくなくなってきても、おとなしく続けます。

※当帰芍薬散:体を温めてバランスを整える。温め効果は当帰四逆湯よりマイルド。詳しくはこちら↓

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※折衝飲:おけつやガス腹を改善する。詳しくはこちら↓

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3・まずい・・・

本当に飲みたくない、喉を通らないレベル。味や香りはほとんど感じなくて、乾いた根っことかの古臭いにおいがショボショボと煮出されただけ、って感じです。
同じけっぷだとは思えません。これは合ってない。

高温期前半が一番まずかったですが(体は血を溜めたい時期なのに、薬が邪魔するから?)、完全におけつが抜ければ、生理周期いつでもまずく感じるそうです。

他にも、冬から春に変わる頃、当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)のビリビリを感じなくなって、甘ったるいだけの微妙な味に感じてきました。それもこの「飲みたくないレベル」に近かった気がします。

薬効の強弱と味

おけつ関係のような、比較的効果の強い処方は、癖が強い分、美味しい/まずいも強く感じるのかもしれません。
私の通う診療所でよく出る処方の中では、おけつ関係の折衝飲(せっしょういん)が、飲みにくい薬の代表格らしいです。で、味の感じ方の変化が良く分かるのも折衝飲だそう。
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逆に当帰芍薬散のようなマイルドな処方は、そこまで美味しい/まずいを強く感じないのかも。虚弱体質に投与しても大事ないような処方なら、そもそも何となく合う人は多い、って事かもしれません。

2018.08追記
当帰芍薬散も、味の変化をすごく感じたので追記。
妊娠中は、何も加えないプレーンな当帰芍薬散が、すごく美味しかったんです。ほんのり甘くて、じんわり染み込む感じでした。
それが、流産確定する前後くらいから、だんだん味が薄くなりました。しまいにはほとんど味がしなくなって、麦茶飲んでる方がマシ、と思うほどになっちゃいました。

以上、どこまでも主観まみれな記事ですが、何かの参考になれば幸いです。
 

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