※この記事は、不妊治療ブログへコピー・再編集しています。
専用ブログで見る漢方薬を煎じるってことは、煮るってことです。蓋をしないで一時間。煮ている間は当然、部屋の中は漢方薬の匂いになります。(※煎じる時間は、処方や医療機関によって違うことあり)
この匂いが、飲む本人と他人とで、感じ方が違う場合も多いようなのです。この記事では、そんな漢方薬の「匂い」について書いていきます。
煎じる前の薬も、ある程度の匂いがするので、そのへんの実感や出来事も紹介します。
※この記事は、旧ブログ2017.2.2の記事を再編集したものです。(主人から「他人から見て匂いをどう感じるかも書いとけば?」とコメントを貰って生まれた記事です)
本人は良いのだけど・・・の話
煎じ薬は、煮て(煎じて)いると、独特の匂いが部屋中に漂います。
処方によってだいぶ違いますが、木や土、干した果物などの匂いがない交ぜになったような、何ともいえない匂いです。処方によってもだいぶ違います。
この匂い、飲む本人は、まだ良いのです。
必要だと思って煮ていますし、証(しょう:体の状態)が合っていれば、匂いも快く感じます。
しかし、旦那さん(や他の家族)にとっては、証が違えば不快な匂いに感じる場合もあります。
うちの主人は、特に『折衝飲(せっしょういん)』が、独特の匂いで驚いたようです。くさいとも言ってました、そういえば。私はくさいとまでは思いませんでした。
また、漢方薬とはどんなものかを理解されていなければ、怪しい薬をグツグツしてるようにも見えかねません。そうすると余計に、匂いが気になってしまうと思います。
漢方不妊治療を受けに来た患者さんの中には、旦那さんが匂いに耐えられなかったことが理由で、服用をやめてしまう人もいるそうです。(先生談)
不妊治療に限りませんが、初めて煎じ薬を出してもらうときは、家族も一緒に漢方診療所へ行って、匂いがするもんだよってことも含めて、色々話を聞ければ理想的なのかと思います。
くさいという「折衝飲」の紹介はこちら↓
移り香にもちょっぴり気をつける話
煎じる前の薬は、変質を防ぐため、冷蔵庫で保管します。また、湿気が溜まるのも良くないので、包みは紙です。
一回分ずつ小さい紙袋に入って、それが紙の薬袋に綺麗におさまっています。
で、紙なので、匂いが漏れて、冷蔵庫の中はほんのり漢方薬の匂いになります。
もっとも、これはそのうち慣れました。移り香についても、普段特に気になるような事はないですが、一回だけあったのが、主人の焼酎。
晩酌でグラスに注いで、なんでだか飲み残して、ラップもかけないで冷蔵庫に入れてあったんです。
次の日、なんだか味が違うと変な顔をするので、2人して匂いをかいだり口に含んでみたりして、結局漢方薬の匂いが移ったんだと分かったのでした。
アルコールに溶けやすい匂いだったのかもしれません。
ラップをかければ、話は違ったのかもしれません。
そんなこともありますので、冷蔵庫にむき出しで食べ物・飲み物を入れるのは、ご注意下さい。
漢方薬じゃなくても、移り香ってありますよね
また別の日には、冷凍ストックの刻んだ生ニラの匂いが、回り回って冷蔵庫へ入ってきて、主人の緑茶(これまたラップなし)に移りました。
なかなか不可思議な味になったようです。
漢方薬ばかり奇異の目で見てはいけません。
話を戻して、まとめます
漢方薬を煎じる匂いは独特で強いので、同居人(旦那さんや家族)に理解してもらえないと、続けようにも続けられなくなってしまいます。
うちの主人は幸い、よく受け入れてくれていて、私が仕事で遅い日には、代わりに薬を煮てくれることまでありました。おかげで欠かさず飲み続けることが出来ています。
と、ここまでではなくても、同居人をうまく巻き込んで理解してもらうのが、続ける秘訣のひとつだと思っています。
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