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【医療費控除覚え書き1】H29年以降の変更点と、医療費集計フォームの入力方法

確定申告の追い込み時期ですね。
うちのように、医療費や税額の控除だけ、という会社員の方も、たくさんいらっしゃることでしょう。

確定申告は提出期間が決まっていますが、控除だけなら「翌年1月から5年間」に出せばOK、と幅が広いです。
とはいえ、早いところ済ませた方が、記憶もあるし、楽なはず。
なので私は、確定申告の時期にやっちゃう、と決めています。
 

そんなわけで今回は、確定申告書等作成コーナーで、会社員が医療費控除の書類を作る流れを書きます。
3記事に分ける予定です。

基本的には、お作法に従って入力していくだけなので、そんなに難しくないです。
こうやるんだ、へえー、って見ていただければ。

2019(H31)/2/13追記 平成30年分の書類を作成したついでに、記事を一部編集・リンクを張り替えました。

公式
平成29年分確定申告特集
平成30年分確定申告特集

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まずは医療費控除の変更点を確認

今回(H29年分)から、変わった点があるそうなので、まずはちょっと情報収集します。
『重要なお知らせ <医療費控除が変わります>:平成29年分 確定申告特集』より、二つの変更点を引用します。

提出書類の簡略化

1. 医療費控除の提出書類が簡略化されました。
 平成29年分の確定申告から医療費控除を受ける場合の手続が、以下のとおり改正されました。
改正点①  「医療費の領収書」の提出又は提示が不要となりました。
改正点②  「医療費控除の明細書」の提出が必要となりました。
「医療費の領収書」は5年間自宅等で保管する必要があります。
所定の事項が記載された「医療費通知」(医療費のお知らせなど)を提出する場合は明細書の記載や領収書の保管を省略することができます。

個人的には、昨年までとあんまり変わらないです。
・医療費控除の明細書は、今までも入力している(確定申告書等作成コーナーで出てくる)から、変化なし。
・医療費通知は、医療保険者(健康保険組合とか)から発行されるもの。我が家は現在自費診療が多いので、出番が少ない。
というわけで、「領収書を添付せずに保管すべし」だけ気を付けます。

セルフメディケーション税制が新設

2. セルフメディケーション税制が創設されました。

(1)制度の概要

 健康の保持増進及び疾病の予防に関する取組を行った方が、12,000円以上の対象医薬品を購入した場合には、「セルフメディケーション税制」(通常の医療費控除と選択適用)を受けることができます。
(以下略)

我が家は医療費が明らかに多いので、はなからセルフメディケーション税制は狙っていませんが。
迷う場合は、試算ができるので使ってみると良いです。
『重要なお知らせ <医療費控除が変わります>:平成29年分 確定申告特集』の最下部に試算コーナーがあります。

試算に必要なのは、以下の項目です。

① 平成29年分の給与収入金額
② 控除の対象となる配偶者の有無
③ 控除の対象となる16歳以上の扶養親族の人数
④ 年間医療費額(⑤の金額を含みます。)
⑤ セルフメディケーション税制対象医薬品の購入額
※ ④、⑤については、保険金などで補てんされる金額を差し引いた後の金額を入力する。

(家計簿を付けるときに、「病院・調剤」「セルフメディケーション税制適用医薬品」それぞれ項目作っておくと、計算が楽そうですね)

試算コーナーが消えた??(2019/2/13追記)

追記日現在、国税庁の試算コーナーが見つかりません・・・?

セルフメディケーション税制の詳しい説明は、下記のページにありますので参考にしてください。
セルフメディケーション税制の概要・手続など:平成30年分 確定申告特集

医療費集計フォームも変更された

領収書の枚数がごく少しなら、確定申告書等作成コーナーで直接入力していくのが楽でしょう。
でも、まとまった枚数であれば、医療費集計フォームに入力して読み込むのが、私は楽です。オートフィルとか出来るし。
 

で、今年(H29年分)から、この医療費集計フォームの様式も変わったそうです。~H28年のものと、H29年~のものは、使いまわしできないとのこと。

というわけで、新しいフォームをダウンロードします。
医療費集計フォームのダウンロード:平成29年分 確定申告特集
医療費集計フォームのダウンロード|確定申告書等作成コーナー

もし、古い様式に既に入力してしまった場合は、必要な項目を新しい様式のフォームにコピペし、新設された選択欄を選べばOKだそうです。
詳細はこちら。
【確定申告書等作成コーナー】-平成29年分の医療費を昨年までの医療費集計フォームに入力している方へ

医療費集計フォームを入力する

ファイルを開くとこんな感じです。
入力用のシートと、説明の書かれたシートがあります。(クリックで大きい画像が開きます)
医療費集計フォーム

医療機関ごとに集計した金額を入力しても良いようですが、私は領収書1枚ずつ入力しています。
入力しやすいし、間違いも見つけやすいし。
同じ語句(氏名や病院名)の入る項目は、全部にゅる~っとオートフィルします。

2019/2/13追記:
翌年は領収書の枚数が大幅に増えたので、医療機関ごと・受診した人間ごとに集計して、医療費集計フォームに書き込みました。

個人的Q&A

交通費の入力方法は?

ここに説明があります。
【確定申告書等作成コーナー】-病院へ行くための通院費の入力方法

・人ごとにまとめて入力します。(集計しないで1件ずつ入力してもOK)
医療機関名称の欄に、交通機関名を入力します。
・入力例を見るに、「JR」「加越能バス」などとざっくりした名称で大丈夫です。
区分は「その他の医療費」を選択します。

調剤薬局で作ってもらった処方薬は?

【確定申告書等作成コーナー】-薬局から処方される医薬品を入力する場合の「医療費の区分」について

これは「医薬品購入」の扱いになるそうです。
 

ただし院内処方などのように、診察と医薬品の処方の金額が分かれていない場合は、「診療・治療」と「医薬品購入」の両方を選択してください。とのこと。
うちだと、漢方診療所にかかった費用はこれに該当します。

区分をオートフィルしたいんだが

「医療費の区分」選択欄は、プルダウンになっています。
そのためか、セルの右下にカーソルを当てても形が変わらなくて、にゅる~っとできません。
医療費が多いと、いちいちクリックして選ぶのは面倒です。

私がとりあえずやったのは、
 1.オートフィルできる別の欄に、「該当する」と入力して、にゅーっとコピー
 2.コピーしたものを、区分欄にコピペ(キーボードだと、Ctrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付けです)
これで問題なく入りました。

不要な「該当する」は、セルを選択してDeleteで消せます。

※画像がなんか変ですが、、クリックすると問題ない画像が見れます
医療費集計フォーム「該当する」のコピペ

できました。続きます

この記事用のメモを打ちながら、情報収集~フォーム入力完了まで、1時間ほどで完成しました。
交通費だけ集計した金額を入力、他は領収書1枚ずつ入力してます。

適当な場所に保存して、次へ行きます。

 
次の記事▼

【医療費控除覚え書き2】確定申告書等作成コーナーで書類を作る
前回↓の続きです。 医療費の領収書を元に医療費集計フォームの入力ができたので、次は確定申告書等作成コーナーです。 前回と同じく、イメージをつ・・・
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