※この記事は、不妊治療ブログへコピー・再編集しています。
専用ブログで見るいつぞや書いた通り、数周期タイミングを見て何も起きないので、いざ体外、ということになりました。
採卵が一段落したので、忘れないうちに体験談らしきのを書こうと思います。
日程とか、使った薬とか。
また、別に耐えられないものではないけれど、全く痛み無しってわけにはいかないのが、西洋医学の不妊治療。
どれも必要な処置ですし、痛みを最小限にするようスタッフさんも気を使ってくださいますが、こんちくしょうと思う気持ちもちょっとあります。
あと、「痛い」って口に出したり書いたりすると、気が紛れて&痛みを吐き出した気分になって、楽なわけです。
そんなわけで、注射の痛みについてはしつこく書いてます。ご了承ください。(注射打った直後に書いた)
※痛みの感じ方は、人によって、その時の体調によって様々です。この記事はあくまで私の主観です。
変な先入観を持たないためには、読まないことも選択肢ですよ、とお伝えしておきます。
なんだかんだ痛いとか騒いでますが、皆様通っている道です。耐えられない痛みというわけでは、全くないのです。
前置き:採卵の時の薬の考え方
通常の生理周期では、1回につき卵胞が1個育って、1個の卵子が排卵します。
しかし、体外受精のために採卵する場合は、可能であれば、複数の卵胞を育てたいです。
ひとつだけだと、卵子が取れなかったり、採れたとしても妊娠まで至らないとき、また採卵からやり直しになります。時間や費用の負担が増えてしまいます。
そんなわけで、一般的に採卵の周期は、卵胞をたくさん育てるために、ホルモン剤をガンガン使います。(体の状態や医師の方針により、どれくらいの量使うかは違います)
(ホルモン的な意味での体の負担を考え、全く使わない場合もあるようです。これだと卵子は採れても1個です)
あとは、せっかく卵胞を育てても、採卵前に排卵してしまうなどタイミングがずれると、準備が台無しになります。
なので、そういうタイミングを確実に合わせるために、これまた薬が必要です。
今回の日程
クロミッド(内服薬)とフォリスチム(注射)を併用しました。あと排卵直前に少々。
マイルドな方だと思います。
クロミッド内服 day3~13
フォリスチム注 day7、9、11、13
ブセレキュア点鼻 day14 夜中
ボルタレン座薬 day15 午後、夜中
採卵 day16 午前
注射は、病院に通って打ってもらいました。
毎日打つ場合なんかは、自己注射で行う病院も多いようです。
(フォリスチムだと、自己注射用のキットもあるようです)
薬について
クロミッド錠
よく使われる排卵誘発薬。卵胞を育てるために使います。夕食後に1錠ずつ飲みました。
副作用として、私は子宮内膜が薄くなりました。というか厚くなりませんでした。(排卵直前で、通常10mm程度→この周期は6mm程度)
この状態で胚移植をしても、着床する確率が下がってしまうので、移植は来周期以降ってことになりました。
飲まなければ復活するので、たぶん来周期でいけます。
フォリスチム注
クロミッドよりも強力な排卵誘発薬。
これが痛いんですよ。
腕またはおなかに皮下注、と言われて、私は腕にしました。
腕だと予防接種のイメージで打てます。実際、針が刺さる時と、薬液が入る時とで、違う痛みが来るのは予防接種と同じです。
針が刺さる時は、チクリ程度で大した事はないです。
問題は薬液が入るとき。ジンジン痛いです。けっこう痛いです。「あたたた」って口から出ます。
フォリスチム注射液には、人体に無害な界面活性剤(乳化剤)が、僅かに入ってるそうです。
水に溶けにくい薬剤を、安定して溶かすため、だと思いますが。
界面活性剤だと思うと、目にシャンプーが入った時の強烈な痛みに似てる気もします。
でも、痛みはごく局所的です。薬液の入った所だけ。
周囲に若干放散してる気もしますが、これは気の持ちようだと思います。
で、20~30分で、ケロリと消えます。ばんざい。
インフルエンザ予防接種みたいに、痛みが長引いたり、周囲まで腫れることは全くないので、その点は楽でした。
ブセレキュア点鼻
排卵する前に、体内ではLHというホルモンがバーッと出るんですが、このLHサージを人工的に起こします。
こうすることで、卵子が成熟して受精可能な状態となり、また卵胞の内側から完全にはがれて吸い出せる状態になるそうです。
注射の場合もあるようですが、私は点鼻でした。鼻の奥の粘膜から、直接薬を吸収させるのです。
点鼻は、鼻の奥に垂れると苦いなあ、って程度。
私は点鼻それ自体よりも、時間指定がちょっと大変でした。
23時と24時、普段なら寝ている時間です。眠い。
ボルタレン座薬
排卵を抑制する働きがあるそうです。
痛み止めの座薬、としか知らなかったので目が点になりました。(メカニズムは調べてない)
前項の点鼻薬により、排卵直前の状態に持っていきますが、本当に排卵してしまうと取り出せないので、抑えておくために使います。
これも、代わりとなる注射を使う場合もあるようです。
この座薬は、15時と23時の2回でした。
23時ねむい。
体調について
フォリスチムを打ち始めてから、高温期でもないのに体がポカポカして食欲がありました。
ホルモン分泌が増えたからかと思っています。
下腹が張って感じることもありましたが、冷えたっぽい痛みの時と、それだけでもない痛みに感じる時がありました。結局良く分からないのですが。
気温の変化が激しかったので、いつの間にか冷えてた可能性も十分あると思っています。一生懸命温めてみればよかったかも。
他には、目立った体調変化はなかったように思います。
続きます
という感じで、びっちりスケジュール通りに薬を使いました。
使う先生は、もっとたくさんの薬を使うと思います。
私が通っているところは、使わずにすむものはできるだけ使わない、の方針なのでした。
次は採卵についていろいろ書きます。
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