拝啓、うさぎ好きの皆様。
ピーターラビットはお好きでしょうか?
このたびハリウッドで、ピーターラビットが実写映画化されたそうで、予告編がweb上でも公開されていますが。
なんか色々イメージ違うんです。旦那と「どうしよう・・・」ってなってます。
ともかく、多少の心の準備をしてからご覧ください。
観てきた記事はこちら↓
映画「ピーターラビット」予告映像です
英語版
最初にみたのは、英語版の吹き替えぽいコレです。
絵本の挿絵の、ほんわか優しいイメージを、かなりひっくり返してくれます。
思えば絵本でも、忍び込んだり食い散らかしたり、マクレガーさんの畑で追い回されたり、だいぶやんちゃな事はしています。
でも、こんな邪悪な笑い方や、人間くさい暴れ方はしていなかったです。
あくまでうさぎに出来る表情・動きにとどまっていたはずです。
まあ表情や動きがないと、楽しい映画にはならない、てのはあるかもですが。
それにしても、ハッハァ!! とか言ってるし、やんちゃにしてももう少し表現のしかたがあるんでないの、みたいな。
これ観るの怖いっす。
日本版特報
次に、最近見た日本版特報。短いやつです。
ここでまた「えっ?」てなるんですよ。
こちらは、絵本のイメージをそのまま膨らませたような出来です。
ピーター飼い主(女性)のラブストーリーとか、湖水地方の豊かな自然が前面に出てます。
・・・嘘やろ、途中のピーターの「ニヤリ」が全てなんじゃないの?
フルバージョンの予告編と違いすぎるやろ、と、これまた別の意味で怖いです。
原作のイメージって難しい
原案を独自に膨らませるのは良いんです。
ただし、見ている自分の思う世界観にマッチしていれば、です。
マッチしないんですよねぇ。どうしよう。
ピーターラビットだと、美しい自然の中でかわいい動物たちが暮らしている絵本、という表面的なイメージがとても強いです。
グッズなどに描かれたイラストばかり見ていて、絵本の中身はあまり覚えていなかったら、きっとこのイメージだと思います。私もそうです。だから「マッチしない」感じがすごいです。
一方で、やんちゃな子うさぎや子猫、ずる賢い狐やねずみなど、様々なキャラクターが出てくる賑やかな世界という面もあります。
映画はこのイメージを強く出してるものと想像します。
それから、パイにされてしまったお父さんや、のほほんとしていて騙されそうになる誰か(忘れた)、人が良すぎて商売が続かなかった誰か(同)など、世間の非常にシビアな面も、絵本では描かれています。
改めて読むと、かなり深いです。(←少しだけ読んだ)
このへんを出すと、また全然違った、大人向けのピーターラビットが出来そうです。
という感じで、原作のイメージって難しい、とは思いました。
マンガの映像化だったり、小説のマンガ化でも良く議論になりますね。
原作者側はどう思っているんだろうか(蛇足)
ピーターラビット著者のビアトリクス・ポターという方は、キャラクターの著作権や使用権に、すごく気をつかう一面があったそうです。
そのおかげで、ピーターの世界観が今日まで守られている、と。
展覧会で知って感心したのを覚えています。
なので、今回の映画、そのへん(イメージを守るの辺り)どうなってるのかな。と余計な心配もしてしまいます。
だってピ―ターたちの表情が、邪悪すぎるというか、ファンキーすぎるというか。
まとめ
まあそんな感じで、私はすっかり先入観の塊になっています。
原案とは全く別物、と割り切って楽しめばいいだけなのかな、この映画。
でもそれならそうで、もう少しひねったタイトル付けてよって気もしますし。
ピーターラビットの表現のひとつとして面白い、って気はしてきたので、たぶん観ると思いますが、おじけづいたら観ない可能性もあります。
公開日を過ぎても、一向に記事が上がらなかったら、そういう事だと思ってください。
こうして人の心をザワザワさせて、良くも悪くも気にさせるのは、ひとまず話題性としては成功しているのかも。
なんて事も思う、ピーターラビット映画予告編でした。
映画情報
「ピーターラビット」
公開予定日:5/18(金)
映画『ピーターラビット』オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ より
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3/12追記:試写会に行かれた方の感想を紹介
うさぎ界の有名人・モキュ様のおかんさんが、宣伝隊長として、ピーターラビット映画の話題を書いていらっしゃいます!(←隠れファン)
(おかんさんって変な響きなんだけど、呼び捨ても嫌なので仕方ない)
試写会感想の書かれたブログ記事はこちらです。インスタグラムでも同じ感想をアップされています。
映画『ピーターラビット』一足お先に観に行ってきたよ|うさぎのモキュ様
読ませていただくと、予告編のようなドタバタバトルだけでなく、ほっこりあり、ホロリあり、とかなり作り込まれているようです。ちょっと「楽しみ」が大きくなってきました。(←流されやすい)
あと、映画と直接関係ないですが、インスタのこの投稿↓がツボに入りました(爆)
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この記事でも、モキュ様・おかんさんのことを書いてます。
映画予告映像について、また書きました。(←しつこい)
観てきた記事。予告編での懸念とは、違う意味で大変でした↓
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