先週9月30日、思い立って主人と高尾山へ行ってきました。東京都で一番有名かもしれない、標高599mの山です。
都心から登山口まで電車(京王線)で来れるし、ロープウェイやリフトも備わっているしで、山でありながら観光客がすごく多いそうです。
標高も低くて、歩いてみたら簡単に山頂まで行けました。(←舐めてる)
ハイキング程度の山が好きな私たちにはちょうど良かったです。
では行きましょう。
観光情報 高尾山遊歩|登山コース・観光スポット・ご当地グルメ・服装・ハイキング情報満載!
事前に:高尾山きっぷを入手
京王線の各駅で買える、お得な切符。
登山口のある「高尾山口」までの往復切符に、ケーブルカー(またはリフト:料金同じ)の片道または往復が付いて、2割引になります。
高尾駅でJRから乗り換えるときに買いました。
片道だけリフトに乗ると決めていたので、片道付で大人一人600円なり。
普通に乗るとこんな値段↓なので、確かにお得です。
電車124円(ICカード利用)×往復+リフト470円=718円
往路:稲荷山コース(見晴らし尾根コース)
私たちは、登りたい! 歩きたい! と思っていたので、登りはそんな感じのコースを選びました。
高尾山口駅を出て右、ケーブルカー・リフト乗り場の方向へ。
この乗り場の左脇へ入ると、稲荷山コースの登山口があります。
こんな感じで登り始めます。
コース途中、足元に木の根っこが張り出している場所が、けっこうあります。
こういう場所は、火成岩の上に、火山灰だか腐葉土が積もった地面だそうです。土の層が薄いために、根っこが土中へ伸びられず、地表を這うそうです。(NHKのブラタモリで説明してた)
すごい根っこ。生命力を感じます。なんか楽しい。
キメの揃った縦筋の岩石が露出している場所もあります。柱状節理か板状節理か分かりませんが、これも火成岩の一種みたいです。
こういうのの上に泥が重なっていると、すごく滑りやすいです。私も滑ったし(転んではいない)、あちこちで「おっと!」なんて声がしてました。
降りてくる方とすれ違う時が、気が散って危ないので気を付けます。
植生のこともブラタモリで言ってて、天然の広葉樹の森と、植林した杉林が、場所によってはハッキリ境界が分かるんだそうです。
この稲荷山コースも、途中で左は広葉樹、右は杉、って分かりやすい所がありました。
ぱっきりと。
常緑樹のつややかな葉っぱも見ました。豊かな森なんだなあと思います。気持ちいいです。
稲荷山山頂!
登山開始から35分ほどで、コース途中の稲荷山山頂に来ました。休憩小屋もあります。
展望台からは、遠くに新宿や横浜まで見えるそうです。
・・・山に来てまで街のビルヂングとか見たくない(逃避)
登山コースは、道案内の看板が要所ごとにあります。よっぽどぼんやり歩いてなければ、迷うことはなさそうです。人通りも多いですし。
高尾山の登山コースの中ではきつい方である、この稲荷山ルートでさえ人が多いので、メインの一号路やケーブルカーはいかばかりかと想像します。
(もっともこの日の9:30頃には、ケーブルカーに行列ができている気配はしなかったですが)
稲荷山山頂から30分ほど行くと、高尾山の山頂へ通じる長い階段が見えました。もう一息。
高尾山山頂
登山口から1時間と10分ほどで、山頂に着きました。
ガイドブックなどには90分と書かれていますが、そこまでかからなかったです。
ゆっくり歩く人に合わせた時間を書いているのかも。
見晴らしの良い辺りで、持参のおにぎりを食べました。
ちょうどお昼時で、ベンチに座ったり敷き物を広げてお弁当タイムの人が、他にも大勢いました。
紅葉ですが、一部の木がうっすら染まり始めていました。
一号路の表参道の辺りなど、場所によってはモミジの木が多いようで、全部染まったら壮観だろうなと思います。(そして人の多さも壮観かと。本当にここは山だろうか)
驚いたのが、山頂の広場に水道水! さすが東京?
帰りは4号路
来た道とは反対方向へ降りて、吊り橋を渡りに行きます。
ちょっと傾斜が急です。でも、手をついて降りるほどではなかったです。
立派な吊り橋。揺れますが、怖いほどではなくて楽しいです。
谷が深い! (写真じゃ良く分からない(泣)
山頂側の入り口から、1号路への合流点まで、30分ほどで歩けました。
1号路に合流
4号路から1号路への合流場所には、山門(浄心門)があります。
この辺りは舗装されており、ケーブルカーを使えば軽い格好でも来れそうです。
また、食べ物屋さんや土産物もたくさんあります。
おやつ! 三福団子。330円。
炭火で焼いた団子に、クルミ味噌をつけてくれます。
じんわり温かくて美味しいです。涼しい時期にはとても良い。
団子はほんのり甘くて、味噌は香ばしい甘辛味でした。
なんか、表参道に戻ってくると、登山はもういいやって気分になって遊んでしまいます(汗)
エコーリフト
スキー場では散々乗ったことがあるけれど、緑の中は初めて。というわけで乗りたかったので乗りました。
下りの乗り場です。順番待ちの列は出来ていませんでした。
下りはとっても眺めがいい!
そして、徒歩では近寄れないような、深い森林が間近に見られます。
降りていくと、だんだん空気がモワッとしてきて、標高差を感じました。
ケーブルカーだと6分で着いてしまう道のりが、リフトだと12分。満喫できました。
ところでスキー場と違い、スキー板を履いていないので、乗り降りするときに足が滑りません。
どうやって乗り降りするのかと思っていたら、乗り場にベルトコンベアがありました。
乗るときは係員さんの合図で、動く歩道みたいに乗って、前方へ運ばれます。すると後ろからリフトの座席が追い付いてくるので、つかまえてうまいこと座ります。
降り場もベルトコンベアでした。立ち上がったら速やかに左へ抜けます。
素早い動きが必要なので、足の不自由な方や酒気帯びの人は乗れません、と注意書きがありました。
高尾山口に戻りました
高尾山、山は山なんですが、テーマパークみたいな山だと思いました。
ケーブルカーもリフトもあるし、お寺やサル園やタコ杉なんかの見所も沢山あります。(今回はあまり見なかったけど)
メインの参道には、店もすごく充実しています。とろろそばが名物らしいです。
歩くのはそこそこに、遊びに行くつもりで行くと楽しいんだなあ、と思いました。(逆に自然の中を歩くのがメインのつもりで行くと、気が散って疲れる気もします)
今度は遊ぶつもりで行ってみようと思います。
ところで、駅には靴洗い場もありました。
雨の後など、道がぬかるんでいたときは有難いですね。この至れり尽くせり感、ほんとテーマパークぽいです。
東京すごい。
終わります。
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