普段、いろんな道具を使って文章を書いています。
ボールペンやシャープペン、パソコンのキーボード、スマホのフリック入力、ケータイのトグル入力。
中でも、スマホのフリック入力が、特に文章を書きやすい気がするのです。
特に、いま書いてるような、考え事系の文章です。
パソコンの前に座らなくてもそのへんで打てるので、気軽なのは違いないんですが、それだけではない気がします。
なんでだろう、と掘り下げて考えてみました。
一文字一動作で入力できる
濁点や小文字は二動作ですが、基本的にはフリック入力は、一文字一動作で入力します。
速い(慣れれば)
最初は一歩一歩踏みしめるように打ってたものですが、慣れると非常に速いです。脳みそと画面が直結しているような、スピーディーな入力になります。
考えていることを、脳みそが考える速度のまま、つるつると吐き出している感じです。
もっとも、速度だけ見れば、パソコンのキーボードで両手を使って打つのも、スマホでフリック入力するのも、大きく変わらないです。むしろキーボードの方が速いくらいかも。
だったらキーボードとフリックは何が違うかというと、
打ってるキーが日本語
キーボードはローマ字入力なので、一文字打つのにキーが二つ以上です。
打つキーの数というよりは、日本語と違う文字を使って入力していることが、より大きなポイントって気がします。脳みそとつながってる感じが、若干弱いのです。
その点フリック入力は、打ち込む文字が日本語そのものです。
もしかすると、親指シフトキーボードなら、フリックと同じ感覚で打てるのかもしれません。対応するキーボードをめっきり見かけなくなりましたけどね。
変換辞書(ATOK)が秀逸
これはたまたま運が良かったんですが、スマホに元々入っていた変換辞書がATOKでした。
変換が的確で、一般的な言葉はけっこう一発で出ますし、出なかった言葉も二回目には覚えてくれています。
つるつる考え事を吐き出す流れの妨げにならず、うまいことガイドしてくれるのです。
ケータイのおバカすぎる変換辞書では、逆立ちしてもかないません。あやつは予測変換をOFFにして、全部打って変換してるにもかかわらず、予想もしない文節区切りをぶちかましてきます。いっそ面白いです。
というわけで、快適な入力のためには、変換辞書は重要です。
画面と手との距離感が適度
スマホだと、紙に手書き、と同じくらいになります。もしくは、紙の本を読む距離感。
この距離感が、リラックスして思考に集中できる気がします。
また、画面が小さく、見る範囲が限られるので、集中が途切れにくいと思います。
パソコンだと、集中して書き続けているときはともかく、ちょっと数行上の一言を直そう、とか思って目線が泳いだ瞬間に落とし穴にハマることがあります。
余計なアイコンが目に入ったり、部屋の様子が目に入ったり。
で、思考がそれて、関係ないことをし始めたりするんです。
そんなわけで
フリック入力って、日本語の入力にすごく合ってるんじゃないかなあ。
と思ったのをきっかけに、いろいろ考えたので書いてみました。
wifiでおうちLANにぶら下がるばかりの私のスマホですが、文書きには意外と役立っています。
そんな所です。
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