昨シーズンは、横浜でも富山(の五箇山)でも、カメムシが多かったようです。
そんなシーズンにおいて、実際天気はどうだったのか?
今年もシーズンが来て、やる気出てきたので公開します。
※本文中の「ヘクサンボ」はカメムシの事です。(方言)
※記憶に基づく部分は、春頃に書いたので正確なはずです。
参考
気象庁|報道発表資料 年・季節・各月の天候
気象庁|過去の気象データ検索
横浜(神奈川県)
状況・印象
2016年秋、ヘクサンボが家に入ってきているのを数匹見かけました。大きさは様々でした。
11月24日に雪が降った時は、これはキタか!? と思いました。
が、その後は舞う程度はあったけど積もらず。
ただ、寒い日は多かったように思います。
「関東北部は雪、気温次第で都内も雪かも」ってフレーズも、よく聞いた気がします。
天気概況
気象庁の報道発表資料より編集。
気象庁|予報用語 地域名より
■11月
東・西日本の天気は数日の周期で変わり、寒暖の変動が大きかった。
24日は強い寒気が流れ込み、関東甲信地方の広い範囲で季節はずれの雪となり、11月としての日最深積雪の記録を更新した所があった。
また、25日にかけて気温が低く、24日から25日にかけては、北・東日本を中心に全国931地点中69地点で日最低気温が統計開始以来11月として最も低くなった(タイ記録7地点を含む)。
■12月~2月
全国的に暖冬となった。
一時的に強い寒気が南下することがあり、東日本以西では冬の後半に低温となる時期があり、気温の変動が大きかった。
冬の降雪の深さ合計は、東日本では少なかった。
適当なデータ
2016/17年
月 | 平均気温℃ | 月最高℃ | 月最低℃ | 雪日数 | 降雪量 合計cm |
最深積雪cm | |
日最高 | 日最低 | ||||||
11 | 15.8 | 8.9 | 21.9 | 1.2 | 1 | – | – |
12 | 14.4 | 5.9 | 20.5 | 1.8 | 1 | – | – |
1 | 11.0 | 3.1 | 19.3 | -1.2 | 2 | – | – |
2 | 11.9 | 3.8 | 18.7 | -0.4 | 4 | – | 1未満 |
3 | 13.1 | 5.4 | 18.2 | 2.0 | 0 | – | – |
【昨シーズンと比較】
気温は、12月の平均最高気温のみ高くて、あとは寒いです。
雪は、降った・積もった合計量は少ないが、日数は少し多いです。
五箇山(富山県)
状況・印象
母と電話した記憶と、年末およびゴールデンウィークに帰った時の様子を元に書きます。
2016年秋ごろのヘクサンボは、すごく多かったそうです。
年末に泊まりにいった時は、日当たりの良い部屋に保管されてた布団を広げたら、冬眠中のヘクサンボが8匹ほども出てきたりしました。毎年潜り込んでるとはいえ、8匹はちょっと多いです。
網戸がほとんどなかったり、木造の家だったり色々な都合で、冬眠しに来るんですね。
雪は、年末には、山に積もってるけど道には全くない状態でした。なんだ少ない、と思いましたが。
その後、積もったり解けたりしつつ、雪下ろしも何度かしたようなので、ある時はあったんだな、という印象です。
ここ10年ほどは、雪下ろしを全くしない年もあるくらいなので、近年の中では多い方じゃないかと思いました。
ゴールデンウィークには、道路脇の日陰などに、溶け残りの雪が残っていました。
天気概況
気象庁の報道発表資料より編集。
※気象庁の用語では、「北陸地方」は「新潟県、富山県、石川県、福井県」なので、富山県は北陸地方の真ん中あたりになります。
気象庁|予報用語 地域名より
■11月
東・西日本の天気は数日の周期で変わり、寒暖の変動が大きかった。
■12月~2月
全国的に暖冬となった。
一時的に強い寒気が南下することがあり、東日本以西では冬の後半に低温となる時期があり、気温の変動が大きかった。
降雪量は、東日本日本海側では少なかった。
■3月
平均気温、降雪の深さ月合計は平年並だった。
適当なデータ
五箇山のアメダスは降水量のみで、その他は砺波(ふもとの市)のデータです。雪日数は砺波でもデータなし。
五箇山の気温は、通常砺波よりも低いです。
ちなみに砺波と南砺高宮(福光)では、さほど気温は違いません。(月最低気温が1~2度高い程度)
月 | 平均気温℃ | 月最高℃ | 月最低℃ | 降雪量 合計cm |
最深積雪cm | 降水量mm | ||
日最高 | 日最低 | 砺波 | 五箇山 | |||||
11 | 14.0 | 5.9 | 20.1 | 1.3 | 0 | 0 | 150.5 | 183.5 |
12 | 10.3 | 2.3 | 22.2 | -1.5 | 22 | 14 | 212.0 | 347.5 |
1 | 5.8 | -1.0 | 13.2 | -4.6 | 129 | 59 | 211.0 | 468.5 |
2 | 6.3 | -0.9 | 14.5 | -4.1 | 57 | 21 | 156.0 | 412.5 |
3 | 10.1 | 1.5 | 16.5 | -1.4 | 15 | 12 | 83.5 | 183.0 |
【昨シーズンと比較】
平均気温は12月のみ同程度で、あとは低いです。
降雪の合計も同じ動きです。
五箇山のアメダスは、11月は少なく、12月は同程度、年が明けてからはすごく多いです。
適当な考察
ヘクサンボが多いといわれた、2016/17シーズンにおいて、横浜・富山の平均気温や降雪量は、意外と「平年並み」または「暖かい/少ない」でした。
ただ、どちらも気温の変動が大きく、中には冷え込む日もありました。
よって、雪が降ってもおかしくない日が多かった、とは言えそうです。
また、横浜も富山も、2016/17シーズンは、昨シーズンよりは寒かったです。
ヘクサンボも生き物ですから、平年値よりも、今この瞬間の気温変化で動いているのかも。
とすると、「ヘクサンボが多いと雪が多い」というのは、「最近の冬にしては寒い=降るかもしれない!」と考えるのが、より正確なのかも、と思いました。
と、ヘクサンボと雪に関係があるような感じに、何となく話をまとめて終わりにします。
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