※この記事は、不妊治療ブログへコピー・再編集しています。
専用ブログで見る通じやすいと思って「不妊治療」と書いちゃうんですが、この言葉は嫌い、と一度書いておきたいと思っていました。(と言いながら引き続き使うことは使うんですが)
だって「治療」というと病人みたいな気分になりません?
だから、私は妊娠するための「養生」をしてるんだ、と考えることにしています。
治療という言葉の個人的イメージ
治療って言うと、私は具合の悪い部分に的を絞ってやっつけるイメージがあります。
そんな治療ばかりでもない、と分かってはいますが。
途中までは確かに「治療」です
まず、子供ができるための様々な機能に問題がないか調べるのは、「治療」の気分で良いと思うのです。不妊治療の最初の一歩。
そこで問題がみつかれば、ピンポイントの問題に対処するのは西洋医学が得意なので、そのまま進んでみれば良いと思います。
たとえば卵管が狭くて卵子が通らないとか、自然妊娠が難しいレベルに精子が少ないとか。こういうのは、漢方による体質改善では難しいパターンです。
また、とりあえずタイミング指導を受けてみて、それで何とかなるなら、それはそれで良いと思います。
私の場合は、各種検査→タイミング指導→子宮筋腫発生→取る、の辺りまでは、完全に「治療」でした。
特に何も悪くない場合は?
検査して、とりあえずタイミングをやってみて、うまくいかない。
しかし特に治療する的も見当たらない場合に、じゃあ次に何を試そうかと考えると、
- ステップアップ
- 生活習慣の見直し
- 食生活の見直し
- などなど・・・
ステップアップ以外は、段々西洋医学的な「治療」とは異質になる気がします。(糖尿病や高血圧なんかに対する生活指導も治療の一環なので、言葉の捉え方次第な面もあります)
また、治療は「施してもらうもの」というイメージもします。
私の場合、これといって気になる点がない状態での「治療」というのが段々疑問になり、負担に感じ始めました。
ステップアップするごとに、病院に通う日数は増えますし、薬の投与も増えます。私は人工受精までで一旦やめましたが、もっと先へ進むと、自己注射があったり(人によります)、おなかに針をさして採卵したり。仕事との両立も大変になります。もちろんお金もかかります。
何らかの信念がないと、なかなか続けられるものではないと思います。
私は気持ちが続きませんでした。
どこも悪くない(はず)なのに、緊張して痛い思いをするのが、何か違う気がしました。それをする事で妊娠率は上がる、とのデータは理解できるんですが。
それより体の調子を整える方が必要なんじゃないか、と。
治療でなかったら何なのかと
西洋医学では「ケア」って言い方があります。看護師さんが行う様々なケア、がんの患者さんへ緩和ケア、など。これならちょっとしっくり来ます。患部に的を絞るのでなく、体全体を見るイメージです。
また、「手当て」って言葉もあります。具合の悪い所に「手を当てる」のイメージで、特に自分や身内同士で治療を施す場合にはハマる言葉です。これもいい感じの言葉ですが、具合の悪い部分というのがやっぱり的を絞っているので、なんか違います。
で、「養生」というと、自分で行う上に、体全体を休める・養うイメージがします。言葉も柔らかい気がして、良いと思うのです。
【西洋医学=治療=悪いとこを治す】
【東洋医学(漢方)=養生=体全体を整える】
そんなザックリ切り分けないでくれ、と突っ込みをいただきそうですが、不妊治療に関しては、上記の解釈が良い感じだと思っています。
漢方薬+養生
漢方診療所では、薬の飲み方に加えて、食事の摂り方や運動についても、具体的に指導を受けます。
人によっては、体重を落としましょう、増やしましょう、との指導もされます。
薬はあくまで背中を押してくれるものであって、自分で生活を改善することも大事ということです。
薬の他に、私が意識している事はこんな感じ。
- 適度な運動(筋トレ+毎日散歩+天気のよい週末は里山歩き)
- バランス良く食べる(和食寄りの自炊)
- 冷たいものを食べずに温かいものを摂る(白湯が好きになった)
- おやつ控え目
- 冷やさない(特に腰回り・首回り。暑すぎない程度にちゃんと着る。靴下はく。風呂に浸かる)
続けるうちに、便秘しにくくなったり、冷えにくくなったり、といった良い変化を感じています。
体感的には、そろそろ芽生えてくれないかと期待してるんですが、あんまり意識しすぎないで、うさぎでもモフっておきます。
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