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子ウサギを迎えた直後の注意を、うちのうさぎの思い出話から考える

しばらく前に旦那と、とちを迎えた時はこんなだったねぇ、と思い出話をしました。

きっかけの一つが、何度か紹介しているこちらの記事です。
仔うさぎを飼う前に|The Garden of Ethel

これは、アメリカのハウスラビットソサエティ(HRS:うさぎの保護シェルター)で、勉強&ボランティアされてる方のブログ記事です。
すごく長い記事なので、読むのが大変かもしれませんが、成書でほとんど触れられない重要ポイントも解説されており、非常に勉強になります!

この記事を読むと、私たちは知らず知らず綱渡りをしていた部分が色々あったのだと分かりました。

生後1か月の豆チビを迎えることは、もうないと思いますが(詳細はこちら)、2、3カ月くらいの子うさぎを迎えることは十分あり得るので、復習がてら書いていきます。
割り箸と並ぶとち

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迎えた時期と、ケージの置き場所

うさぎを飼い始めるのには、春先や秋口の気候の良い時期が最適だそうです。
暑くて湿度が高い季節や、逆に寒すぎる時期だと、うさぎも体調を崩しやすいです。
また、良い季節であっても、ケージの置き場所が寒すぎる・暑すぎることがないよう注意が必要です。
 

我が家がとちを迎えた時期は6月でした。
寒くはないものの、湿度は高く気温も上がっていく時期なので、そこはリスクだったと思います。
エアコンを意識して付けていたので、生き延びられたのかなと思います。

ケージの置き場所は、エアコンの風が直撃しないことは意識していました。結果的に、隙間風や窓からの冷気も当たらない位置だったので、これも良かっんだと思います。
また、ケージの横が新聞置き場だったりして、風が遮られる配置だったのも良かったかもしれません。
とちケージの周りの様子

最初の2週間は要注意

うさぎにとって、違う環境に行くことは「恐怖」だそうです。楽しみでも何でもなく。
なので飼い始めの時期は、ちょっとしたことで体調を崩す危険が高く、慣れるのに二週間くらいみた方がよいとのことです。

いじりすぎない

まずこれ。あんまり触りすぎると、うさぎも緊張するし、それによって消耗もします。
視線を遮るために新聞紙や布をケージにかぶせ、世話のために開けるのも最低限にして、様子を見ながら慣れていくことが大事です。
 

うちもとちを迎えた直後は、ケージに新聞紙をかぶせていました。
この写真では左側から上にかけてですが、普段はケージの前にも垂らして、右側面だけオープンにしていた記憶があります。
生後4週頃のとち

ケージを開けるのは世話をする時だけ。外に出して遊ばせることもあまりせずに、そーっとしてました。
最初はケージ内でも飛び回って遊べるほど小さかったのもあり、外で遊ばせることが絶対必要とも思いませんでした。
当時は共働きだったので、これもいじりすぎない要因になって、良かったのかもしれません。(体調の異変に気付くのが遅れるデメリットもありますが・・・)
 

こうやって、けっこう腫れものというか壊れ物扱いしてましたが、とちはこちらの心配をよそに、ケージにかぶせた新聞の隙間から、めっちゃこちらを覗いてました。(覗いてる写真はありません。残念)
私たちに興味津々らしい、可愛い、と思っていましたが、本人的には警戒マックスだったのかもしれません。わかんないけど。
(イメージ↓)
トイレからこっち見るとち

遊ばせすぎに注意

つつき回すことはしなくても、外で遊ばせすぎたら、消耗するのは同じです。
怖いのも、楽しすぎるのも、ストレスはストレス、みたいな。
 

とちも先述のとおり、最初の数日は、ほんとにケージから出さなかったと記憶しています。
その後は、毎日夕方一回のみ、部屋に出して遊ばせてました。
ケージ前に簡易サークルを作って、そこで遊ばせもしました。
前庭サークル

部屋に出すと、参考記事にあるのと同じように、軌跡が見えないほどの速さで駆け回っていました。
日に日に動くようになる体が楽しくて仕方ない、みたいな。
跳ねすぎて座卓に頭をぶつけたりもしてました。(これは強烈な記憶だったみたいで、その後あんまり高くジャンプしなくなったような)

跳ね回る姿はかわいいので、ずっと見ていたい気持ちもありましたが、育児書には30分とか書いてあるし、当時共働きでそこまで時間がないのもあり、ほぼほぼ30分で切り上げていたと思います。
へやんぽ中のとち

こうして遊ぶ時間を制限することで、跳ね回りすぎて体力消耗するのを、結果的に防げたのかなと思います。
朝の「出せ」アピールが強くなってきて、押し切られる形で朝晩遊ばせるようになったのは、生後4か月くらいだったかと思います。

隠れられる&寒さから身を守れる場所を

うさぎは狭い所が落ち着く生き物なので、少なくとも慣れるまでのあいだは、身を隠せる場所が必要です。
また、仔うさぎは体が小さく未熟なので、体(特にお腹)が冷えると簡単に餌を食べなくなったり、下痢をしたりするそうです。(いずれも死に直結)
ケージが広い場合は特に、木の巣箱とかを置いて、暖を取れるようにしておくのが必須との事。
 

うちは、最初の頃は牧草トンネルを置いていましたが、これはすごく良かったんだなと思いました。
プラスチックのスノコよりもあたたかいでしょうから、おなかが冷えるのも防げたと思います。
6月とはいえ、気温変化や冷房の加減で、意外と冷えることは充分あります。
牧草トンネルに入っている様子

寒い時期ではなかったので、トンネル程度で良かったんでしょうけど、冬場なら木の巣箱に牧草を詰めるなどして、「中に入れば暖かい」という環境を作ってやるのも必要なんだと思います。

2週間を過ぎても気をつけていくこと

野菜は最低限、根菜はNG

仔うさぎにとって、野菜は下痢の原因になりやすいそうです。
特に人参やカブなどの根菜は水分が多く、食べすぎると危険な場合が多いそうです。
味に慣れるためだとしても、小指の先ほどで十二分。
牧草を食べる子に育てるのが、健康長寿には不可欠、とのことです。
 

我が家は、おとなになる(6か月頃)まで、野菜は全く与えていませんでした。
根拠の情報をどこで見たのかは分からなくなってしまいましたが。
生後8週頃のとち

おかげで野菜を与え始めた最初は、警戒して食べなくて、軽く「失敗した」と思いました。
で、「人参をあげたい」とワクワクして来てくれた甥っ子に泣かれたりしました。
その後、時間をかけて慣らして、野菜も食べるようになりました。
春キャベツを食べるとち3

結果的には、牧草をよく食べる子に育ったので、健康のためにはすごく良いことをしたのだ、と思います。

トイレ、普通はすぐには覚えない

トイレを覚える(というか一定の位置でするようになる)のは、生後2~3か月頃とか。
それまではスノコ敷きで対応です。
新聞紙を直に敷くのは良くないそうです。
足を濡らしてしまって、体が冷えるとのこと。
 

うちのは、ある意味覚えが早かったです。(いやこれは失敗パターンか?)
青皿に座ってシッコ。三つ子の魂百まで、というか足腰が弱るまで。
とち小屋5

これだと足の裏は、頻繁にオシッコで濡らしていました。牧草を厚く盛って、足まで付かないように気遣っていましたが、ダメなときはダメでした。
青皿をケージから無くしてしまうと、「ない! ない!」と挙動不審になるので、使い続けるしかなかったです。

室内に足跡つけられちゃたまらんので、自分でなめてキレイにするまでケージを開けなかったりしました。(足の裏は嫌がって拭かせてくれません)
体まで濡れていることはなかったと思いますが、紙一重だったなーと思います。

最後に、緊急時について

以上、環境や世話についていろいろ書いてきましたが、無事に大きくなれたのは、とちの元々の生命力・体質が強かったのも大きいと思います。
ケージで寝ているとち

獣医さんを前もって調べておいたかは、よく覚えていませんが・・・
本当は、最初のうちこそ体調を崩して駆け込むリスクが高いので、調べておいた方が良いのです。
連れて行く時のキャリーケースや物品についても。

しかしながら、生後数か月の仔うさぎだと、獣医さんに連れて行ってもできることはほとんどない、という場合も多いようです。点滴もできないそうです。(針を刺したショックで死んでしまう可能性が高い)
なので、家で温めてやりながらそっと様子を見る、というのも大事な選択肢になります。

滅多なことが起きないのが一番ですが、それでも万一があった時にどうするかは、飼い主さんそれぞれの判断です。知識、大事ですね。
 

次の子も元気に育って、良い関係を築けるよう願って、この記事は終わりたいと思います。
3歳のとち

参考記事

仔うさぎを飼う前に|The Garden of Ethel

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