「親指シフトを出来るようになろう」と心が決まったきっかけについて、忘れないうちに書いておきます。
最後の一押しになったのは、ローマ字入力のタイピングゲームでした。
率直に言って、新しい入力方法を身に付けるのは、面倒だと思います。ガラケーからスマホに買い替えたときの不便を思い出せば、深く納得できる方は多いでしょう。(ずーっとガラケーで通してる方は失礼)
でも、スマホでの日本語入力(フリック入力)は、慣れるとすごくラクではありませんか? 手をあちこち動かさなくても、一文字一動作で、するすると入力ができる。それと同じ感覚でキーボード入力できるのが、親指シフトです。
ローマ字入力のタイピングゲームは、もどかしい!
「寿司打」というタイピングゲームの存在を知って、久しぶりにタイピングゲームをやったんですわ。
結局「寿司打」はすぐ飽きて、同じサイトの「夜の森タイピング」にハマって、難易度ノーマルで全面クリアして、ゲーム的には満足したんですが。
ゲームをしながら、ローマ字入力、マジうざい! って思えて仕方なかったのです。長いフレーズが、読み取るのは一瞬なのに、入力は一文字二打鍵の速度でしか出せないもどかしさ。速く打とうとするほど指が絡まりますし。
私は完全なブラインドタッチは出来ないですし(Pとか伸ばし棒とか、見ないと打てない)、手の置き方も基本通りではないので、その分遅いとは思いますが、それにしても、です。
一文字(一音)に対して常に2~3キー打っている状態では、どれだけ速く打てるようになろうと、思考と打鍵が噛み合わなくてせわしないのは無くならないのでは。と、悟ってしまったわけです。
アルファベットのキー配置は打ちにくい
余談ですが、アルファベットのキーは、わざと打ちにくいように配列が組んであるそうです。
昔々のタイプライターの時代、凄腕のタイピストの速度に機械の方が付いていけないので、あえて速度が出にくいような配列にしたんだそうです。それがすっかり定着して、もはや変えられずに今に至る、と。どこのサイトで見たのか忘れちゃいましたが。
少なくともローマ字入力では、無理のあるキー配置なのは、皆さんも実感があると思います。(左手の薬指と小指、めっちゃ使いますよね)
親指シフトの場合は、日本語入力でよく使われる文字を、中段や人差し指といった打ちやすい場所に配置しています。打っていて疲れにくいのは、こうしたキー配置の理由もあります。
今までは普通にローマ字入力でした
むかし実家にあったワープロが親指シフトだったり、身内に親指シフトユーザーがいたりで、親指シフト入力の存在を知ってはいました。
ローマ字を習う前の小学生の頃、ワープロで親指シフトのタイピングゲームを遊んだ記憶もあります。
でも、その後ローマ字を習ったら、この方が世界標準のアルファベットを使うし、覚えるキーも少なくて済むし、とか子供心に考えて、誰に言われた記憶もなしに、ローマ字入力へ移行しました。
そのまま、ローマ字入力が世間の常識と思い、特に親指シフトを思い出そうとも考えませんでした。
近年は、仕事が忙しくてそれどころではなかった、というのが一番です。
職場で書くのは、そこそこ英単語や数字の混じった文章なので、アルファベットで打つのが落ち着く、って面もありました。
また、セキュリティ上USBが挿せないパソコンばかりだったので、エミュレーターを知っていたとしても使える状況ではありませんでした。
一般的なかな入力(JISかな)ならできる環境でしたが、数字キー(4列目)まで広範囲に手を動かすのが面倒そうで、とても覚える気にはならず。
そんな感じで、ローマ字入力をずっと使っていました。
ブログ中心になったら心境が変わった
今は、ブログの日本語文章が中心です。(最近プログラムも書きますが) すると、親指シフトがだんだん気になり始めました。
ネット上に、親指シフトの良さとか導入の仕方を書いてくれている記事があって、どう読んでも魅力的に思えるんです。キーボードも、エミュレーターソフトを入れれば、買い替えもしなくて良いようですし。
ブログにしても、完全に日本語しか書かないってわけではないですが、入力切替のボタンひとつ(またはF10キー?)で切替ができれば平気かな、とだんだんその気になりました。
で、タイピングゲームで「キーッ!」となって、親指シフトを練習するエンジンがかかって、今に至ります。
親指シフトができるようになって、良かったこと
「ローマ字めんどい」を意識し始めた頃の感覚をメモした中に、こんなのがありました。(たぶんガラケーで打った)
ローマ字入力だと、思考が乗っている時ほど、タイピングの遅さが引っ掛かってイライラしがち
画面を見っぱなしは目がしんどいから視線は適宜落とすしで、完全なブラインドタッチではないのだけど、それにしても遅い。ボトルネックである
思い付いた単語や文章がスルッと画面に行かない(ケータイの方がマシ)
今、こういう事を感じていたことすら忘れかかっています。下記の練習記録その2でも書いてますが、頭が軽くなったし、手も軽くなりました。
ガラケーのトグル入力(1キー3回→「う」のような方式)も、入力速度はどうしても遅いですが、それでもローマ字入力よりはマシと感じるのがミソです。脳みそにローマ字変換機能を常駐させておくのは、けっこう負担だということが、意識して入力方法を比べると初めて分かります。
特に日本語でまとまった文章を打つ人は、親指シフトは本当におすすめです!
私は1日30~60分の練習から始めて、1カ月半で楽に打てるようになりました。詳細は関連記事をどうぞ。
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