うさぎがイイ役で出てくるアニメ映画！　おすすめ2本

ディズニー映画「ズートピア」、「ミニオンズ」のスタッフが手掛けた「ペット」、の2本を紹介します。

どちらも、まずストーリーがすごく良いです。
そして、たくさん出てくる動物たちが、マジでモフいです。
うさぎも、動きの特徴をうまく捉えていて、うさぎ好きほど「これは！！」ってなりますよ。

ズートピア

2016年作のディズニー映画です。108分。

舞台は、進化した動物たちによる文明社会、の中心都市・ズートピア。
主人公のジュディ(うさぎ)が、うさぎ初の警察官になって、事件解決に挑みます。
　

もうね、まずはジュディが可愛いです。
分かりやすいのは耳。リラックスしていたり、しょげたり怯えてる時は垂れてます。で、緊張してたり、怒ってる、元気(興奮)の時は立っています。

他にも、随所で鼻ピクしてたり、あんなのとかこんなのとか・・・うさぎらしい仕草がうまくハマっています。
メニュー画面のループアニメーションもかわいい！
　

そして、捜査・冒険にぐいぐい引っ張られるのが気持ち良いです。

警察官なので、ジュディはある事件を追うことになるんですが、その過程で、ズートピア内のいろいろな地区にもいきます。
小動物専用区画から、寒冷地区、砂漠地区、熱帯雨林まで。
手がかりを見つけながら進む冒険にワクワクします。伏線がまた上手いのです。
　

あとは、テーマが深い。
大人が見ると、いじめや人種差別をすごく想像すると思います。知らず知らず持ってしまっている偏見が、他人を傷つけることがある、って場面もありました。
子供が観ても、ある程度分かるんじゃないかな。
　

良い意味でディズニーぽくないのも、好感が持てました。
後から気付いたんですが、他のディズニーアニメの姫たちと違って、ジュディはひとつも歌っていません。(映画の主題歌を歌うのは、歌手のガゼルです)

警察官になりたくて頑張ってる子ですから、歌とか歌ってる暇ないですよね、たぶん。口ずさむくらいはするでしょうけど。
自分にできること・やりたいことを、力を尽くして頑張る姿が清々しくて、現実的で良いなと思いました。
　

というわけで、「ズートピア」は大人が見ても十分楽しめる、素晴らしい作品でした！

2016年の映画です。86分。
大ヒット映画「ミニオンズ」のスタッフが手掛けているそうです。(←ミニオンズ観てないので受け売り)
製作はイルミネーション・エンターテインメント、配給はユニバーサル・ピクチャーズ。

犬のマックス(小柄)(パッケージ右上)とデューク(でっかい)(左上)が、散歩先でペット仲間とはぐれてしまい、保健所につかまりそうになったり悪の元ペット集団に追われたり、と散々冒険したあげく、仲間の助けで自宅に帰り着きます。
　

良い意味で現実離れして、コミカルな作品でした。
動物たちの暴れっぷりも楽しく見られます。人間の心理描写をせず、あくまで動物たちの目線で描いているからかと思います。

うさぎは、悪役集団のボスとして出てきます。
これまた、うさぎならではの分かりやすい仕草もあれば、うさぎ飼ってないとピンとこないような描写もあり、ニヤニヤしました。
そして、スノーボールという名前に恥じない、全身もふもふ！
　

動物たちはそれぞれ、愛すべき点もあれば癖もあります。
みんなそれぞれの信念に従って行動しており、観るうちに、「芯から悪い奴はいないかも」って気がしてきます。
悪役集団だって、人間に捨てられてやさぐれてるだけで、根は悪くない、って感じですし。

自己主張がキッチリしてるのは、良い意味でアメリカっぽいね、とも思いました。
マックスたちの捜索を主導する、白いワンコの女の子がカッコ良すぎます。
　

字幕で観たあと、吹き替え版も流し見しましたが、うさぎ役の声優さんが「トッポジージョ」「バイキンマン」「フリーザ」と同じ方でした。聞き覚えがあると思ったら。
悪役なのに憎み切れない絶妙な喋りで、アドリブぽい「こんちくしょー！！」とか挟まってて、めっちゃ楽しかったです。