親指シフト導入から1年半近く経ちました。
エミュレーターソフトは、「DvorakJ」に浮気しかけた日もありましたが、なんだかんだ「やまぶきR」をずーっと使っています。
ここらで、すっかり手になじんでガンガン使っている設定を、参考までに書いておこうと思います。
・・・と思ったら、メイン機(デスクトップ)とサブ機(ノート)で、あまりにも設定が違っていて目が点になりました。
どちらも普通に使えていることや、なんでそんなに設定が違うのかさっぱり覚えていないことに、さらに目が点です。なんだこれ。
・・・とりあえず、書きます。
あ、解説もします。できる範囲で。
前置き:私のパソコンとキーボードと入力速度
キーボードは、付属の無線タイプ。普通のメンブレン方式だと思う。
親指が楽に置けるキー配置。
サブ機:
旦那のASUSのA4サイズのノートパソコン。図書館やカフェに持ち歩く時に借りる。
キーボードは、ノートPCでは一般的なパンタグラフ式だと思う。
親指は少し内側に曲げこむ形。
どちらのパソコンでも、書くときはガツガツ記事を書きます。
ノートパソコンでひたすら下書きを打ったとき、試しに計ったら、40分で2500字近く書いてました。(漢字変換や書き直し込みの、最終字数です)
それくらいの速度は出る設定、ということです。
やまぶきRの設定(2台分)
設定画面のタブごとに書きます。(画面のキャプチャはメイン機のものです)
肝心なのは、2枚目の「親指シフト」タブです。
配列
配列定義ファイル:
デスク トップ |
ノート |
NICOLA.yab | NICOLA(タイピング).yab |
(タイピング)ってファイルは、ローマ字入力のタイピング練習サイトを使う時に便利なやつ、だったかと。
文章を書く分には、どちらも大して違わないはずです。
(ちなみに私は、シフトなしでの「:」キーを、「後退」→「:」に書き変えています)
文字キーのキーリピートを有効にする:
デスク トップ |
ノート | |
文字が割り当てられて いるキー |
× | ○ |
文字が割り当てられて いないキー |
× | ○ |
どのキーも通常一打ずつしか使わないので、このキーリピートについても、どちらでも影響なし。という感じです。なぜ変えた・・・?
親指シフト
左親指の設定
デスク トップ |
ノート | |
左親指シフトキー | 無変換 | 無変換 |
連続シフト | × | ○ |
単独打鍵 | 無効 | 有効 |
キーリピート | – | ○ |
私は、親指を1回ずつ打ち直す打ち方をしているので、「連続シフト」はあってもなくても困りません。
また、無変換キーを単独で使うことはないので、「単独打鍵」の設定も影響なし。
だからってなんでこう違う。
右親指の設定
デスク トップ |
ノート | |
右親指シフトキー | Space | 変換 |
連続シフト | × | ○ |
単独打鍵 | Spaceキー | 有効 |
キーリピート | × | ○ |
キーボードのキー配置によって、右親指に当てるキーが違います。
どちらにしても、私は右親指での単独打鍵で、変換の動作を行っています。なので、ここでの単独打鍵は必ず有効に。
親指シフトが同時打鍵と判定される時間範囲:
デスク トップ |
ノート | |
50 | 100 |
ここが最大の謎。
倍違うよ? なのにどちらも何の違和感もなく打てているのは何故??
キーボードの構造の違いとか、手の置きやすさの違いで、キーの信号の入るタイミングとかが違うんですかね・・・?? (←聞くな)
とりあえず、こんなです。
(記事の最後でもう少し解説します)
拡張親指シフト
これは使っていないので、初期設定のままのはず。
メイン、サブ同じ設定でした。
拡張親指シフト1 | 拡張1 |
拡張親指シフト2 | 拡張2 |
連続シフト | 両方○ |
単独打鍵 | 両方× |
キーリピート | 両方- |
文字キー同時打鍵シフト
こちらも使っていないので、初期設定のままだと思います。
メイン、サブ同じ設定でした。
連続シフト | ○ |
文字キー同士が同時打鍵と 判定される時間範囲 |
50 |
動作モード
ここも、ほぼ初期設定のままです。
メイン機のAPIを「TSF」にしたのは、メールソフト「Thunderbird」で入力できるようにするためです。(やまぶきR本家サイトのコメント欄から情報を得ました)
一時停止用のショートカットキー | ScrollLock |
IMEへのアクセスに使うAPIの種類 | デスクトップ:TSF ノート:IMM |
入力言語が日本語以外の時の文字キーの入れ替え | 有効 |
設定ファイルの切り替わりを通知する | ○ |
メニューが開いている時もキーを入れ替える | × |
補足:やまぶきRの「親指シフトが同時打鍵と判定される時間範囲」について再考
やまぶきRの「manual」フォルダ内「index.html」を開いてみました。(初めて読んだかもしれない・・・)
「親指シフトが同時打鍵と判定される時間範囲」の項に、以下の説明がありました。
やまぶきRでは、「文字キーを押した時点を0、その文字キーを放すか別のキーを押した時点を100として、どれくらいの時間範囲を同時打鍵と判定される時間範囲とするかユーザーに設定してもらう」という方法をとりました。
たとえば、「親指シフトが同時打鍵と判定される時間範囲」を60に設定したとすると、文字キーが押されてからそのキーが放されるか別のキーが押されるまでの時間の前半60%以内で親指シフトキーが押されていれば、同時打鍵とみなされてその文字にシフトがかかります。
時間範囲の設定値は、単位は「%」のようです。何となく「ms(ミリ秒)」かと思ってたけど、違いました。(意外と知らずに使ってる人、多いですよね・・・??)
こうして見ると、
文字キーと親指キーの押下のタイミングが合っていれば、設定値がどんなであっても、大きな影響はないような気がしてきます。
タイピングの速い人は、それだけ文字キーを押して離すスピードも速いはずなので、判定時間も相応に縮むはず。
また、慣れれば自然と、親指のタイミングは合うようになります。(そうでないとスピードアップしないし)
だから私も、メイン機50、サブ機100、なんてデタラメな設定でも、何ともなく使えているのか。と、勝手に納得しました。
以上です。
関連リンク
本家サイト やまぶきR:やまぶき作ってます
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