先日、初めてアイロンで貼る障子紙を貼りました。
でんぷん糊みたいにベタベタしなくてとても楽な一方、糊で貼るのとは違うコツやくせがあると感じました。
(といって、糊で貼った経験も数えるほどですが)
次やるときには絶対忘れてると思うので、覚え書きです。
作業中の写真はないので、工程はお絵描きでお送りします。
準備するもの
今回はプラスチック障子紙を買いました。障子をすべて貼れるだけの量を用意します。
道具はアイロンの他に、はさみ、カッター、長い定規、雑巾、新聞紙などを用意します。
元の障子紙がでんぷん糊で貼ってあれば、はがすための霧吹きなんかも必要です。
工程です
注:イラストのアイロンは、左利きな向きになってます。
1・準備
まず、古い障子紙を剥がします。
糊で貼ってあれば、霧吹きなりで湿らせて剥がします。
アイロン紙なら、アイロンを当てながら剥がしていきます。
障子の枠を水拭きして、綺麗にします。
(うちの障子はこんな桟になっております)
2・障子紙を広げて、フチを仮止めする
ここからちょっと自己流が入ります。
障子紙のパッケージには、「紙の四隅を仮止めする」と書いてありますが、図のように真ん中も留めるとやりやすかったです。
紙を広げてぴんと張り、反対側の隅も仮止めします。
アイロンで押さえた直後は、紙が熱いので、やけど注意です。
紙を広げ終わったら、はみ出した部分はざっくり切り落とします。
3・縦中央にアイロンをかける
パッケージには、中心から四隅へ貼っていくとありますが、ここも自己流。
中心線をまず止めてしまいます。
フチまで近づいてきて、紙にシワが入りそうなら、仮止めを外して手で引っ張りながら貼ります。
4・両サイドをアイロンかける
手で引っ張りながら、中心から外へ、図の要領で貼っていきます。
この時、フチまできれいに留めてしまうと、あとでぐるりと一周する手間がなくなるので楽です。
端っこの2~3枠目辺りまで来たら、角の仮止めを一度外して、手で引っ張るようにすると、フチまでよれずに貼れました。
片側が終わったら、もう半分も同じように貼ります。
5・紙の周囲を切り落として完成
カッターと定規でぐるりと一周。
糊付けがはみ出している箇所は、アイロンを当てて剥がします。
完成!
貼るときのコツ・感じたこと
アイロンは、スーッと滑らせると付きが悪いので、押さえる→軽く浮かせて(滑らせて)移動→押さえる→と繰り返します。
移動時に完全に持ち上げてしまうと、それはそれでシワになりやすい印象でした。
貼っている途中の障子紙は、かすかに波打っている程度なら、アイロンを当てるとピンと伸びました。
アイロン糊が一度熱されて冷めるときに、普通の障子紙に霧吹きをして乾くときのような、紙を張らせる効果があるように感じました。
アイロンで押さえるときは、2本以上の桟に乗るようにします。平行な桟だとなお良いです。
1本だけだと、アイロンがふらついて、紙を凹ませてしまいます。
まとめとか感想とか
アイロン障子紙、水が要らないのが、マジで楽でした!
とはいえ、集中力や、紙をぴんと張る手加減は、でんぷん糊と同じように必要です。
でも、でんぷん糊と違って、慣れれば一人で作業も出来そうでした。(二人の方が効率は良いです。一人がアイロンをかけて、もう一人が終わったフチを切ったり)
あと、新聞は敷いて作業した方が良いです。
でんぷんのりほどではないけど、紙の切りくずなどが出ますし、障子の枠と床が擦れたりもするので。
今回の障子紙は、紙の間にプラスチックが挟まっている障子紙で、全面にアイロン糊も付いていますが、貼ってしまえば普通の紙にしか見えません。
仕上がりも、普通の障子紙に仕上げの霧吹きをしたのと同じように、パンと張っています。
良い感じに仕上がったと思います。
使った障子紙▼
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