田中芳樹大先生が、どれかの本の後書きで書いてました。
具体的には、登場人物が会話する形で、こんな流れでした:
『父ちゃん(=作者)っていつも締切り破るじゃない? だったら締切りを決める意味あるの?』
『締切りを決めないと、締切りからどれくらい遅れてるか分からないだろ、って言ってたよ』
『ダメな大人だなぁ』
こーいう書き方はきっと創竜伝です。私が読んでたのは講談社文庫版。
読んだ当時は中学生だったので、面白いこと言うなー、ビッグな人は違うなあ、程度の感想でした。締切りは守らなきゃいけないもの、締切りをすぎたらもう意味がない、くらいに思ってました。だから、締切を過ぎた提出物は、意地になって出さなかったりしてました。
杓子定規だったのかもしれません。今思えばかなり面倒臭い生徒です。
高校、大学と進むに従い、締切りを破ることは、ほぼなくなりました。
職場では、本筋と関係ない部分については、周りとゴニョゴニョしてサボったりもしましたが。
最近、ブログの自主キャンペーンとか、「今後の予定」的なやつを書いています。自分で締切りを定めている状況です。書いておくと、遅れたとしても、やりたいからやる、と責任感が出てきます。
学校の課題や職務上のことと違って、やらなければそれで済む事柄ではありますが。締切りを設定している事柄は、おおむね「やりたいこと」である、って点も、課題などとは違います。(やりたくない事はあまり予定しないです。WEB上に関しては)
そんな「やりたいこと」であっても、予定を立てなければ、たぶんズルズルとやらなかったりします。予定を立てることで、たとえ遅れても、大体その通りにやりたい事が出来ていきます。
もしかしてこれが「締切りからどれだけ遅れてるか」って奴か? と、20年近くたった今、分かった気がしている今日この頃です。
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